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2008年4月

4月28日夜 ろりえ旗揚げ公演「ヤクザとアリス」

15minutes madeで一度観たっきりでしたけど、あの喫茶店風景に感じたなんともいえない違和感が本公演でどうはじけちゃうのかimpact注目。

あらすじ、観ててもよくわかんなかったな。

ドラッグストアでバイトする女子。おうちでは椅子代わりに男の子を置いていて。薬局近くの蕎麦屋では夫婦間のDVが絶えず。そんな町をやくざはパトロールしている。さらにすべてを俯瞰する天使的な女の子。

訳わからないですね。筋など問題ではなく、どこまでその世界に入れるかということなんでしょう。わからないながらずいぶんと魅せられる部分があるんです。

女優さんの存在感がハンパでない。梅舟惟永さんの存在の不思議さ。単に体を張ってるっていうだけではない、妙なやっちゃってる感が。殴られたり、キスしたり、嘔吐したり、かなりひどいことやってるのに汚れじゃないんです。下品にならずにろりえの世界観が確立しているのは女優さんたちのおかげなんじゃないでしょうか。

ま、すごく魅力的ではあったけどちょっと長すぎる。いやいや長すぎる。あの狭い空間に詰めこまれ、えげつないことをされ、ストーリーも希薄で2時間はね。ところどころ終わりそうで終わらなかったのはなんのこだわりだったのかな。途中まですごくテンション上がったのに、その終わりそうで終わらない加減にちょっと疲れました。

ゲテモノ加減を残しながら洗練されてったら、すごいことになりそう。

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4月28日昼 キリンバズウカ「飛ぶ痛み」②

ついうっかり追々加公演に気付いちゃって、ついうっかり申し込んじゃって、2回目。チケットとれないと思うと急に浅ましくがめつくなる自分がちょっと情けない。。。

それでも取ったからには楽しまねば。今日はじっくり腰を落ち着けて。

心構えができていたからか、一つ一つの会話のやりとりや行動がしみ込む気がする。キャラそれぞれに思いを馳せると、何を感じて今そこに存在しているのかが感じられて。恐くなったり切なくなったり悲しくなったりぽわんと幸せになったりにやついたりしかめっ面したりわからなくなったり憎たらしくなったり、忙しい。

切り口がものすごくいっぱいあって、切っても切っても金太郎飴と逆に次々と違う面が出てきて、そして違う面を見せられるたび感じて考えて。

アフタートークによるとわりとあてがきだそうですね。久保貫太郎さんが自分と倉橋の境目がわからなくなるって言ってましたけど、初回に私が感じた物足りなさはその辺にもあるのかなと思いました。キャラが俳優さんの持ち味に近すぎて、あまりにもはまり過ぎるから、この人がこの役ならもっとはじけるんじゃないの?的な予測。でもオーソドックスに攻めるからこそのよさが2回目でわかった気がします。

たとえばくぼかんさんの便の話。本井博之さんの田中沙織さん演じる鶴ちゃんへの執着の仕方。板倉チヒロさんと佐藤みゆきさんの恋愛。黒岩三佳さんの冷静さ。七味まゆ味さんの嘘。すべてのデフォルメしすぎない、その加減が味わい深いんだなと納得。

田中沙織さんのキャラも一回目見たときはかわいらしさの裏でほんとは悪い子なんじゃないの?って結構深読みしちゃったけど、実はとてもよくいそうな子がよくありそうな悩みを抱えて生きている様子が悲しいくらいにジャストに見えて。自分の観る姿勢が違うとキャラまで違ってくるのだねぇ。

伏線も拾い切れたのかはわからないけど、ずいぶん楽しめた気がする。楽しい。あと一回チケット取っててやめようかともちょっと思ってたけどやっぱり行く!

それにしても緒方晋さんがかなり松尾スズキに見える。。。

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4月26日夜 月影番外地「物語が、始まる」

とっても好きな3人が集まっちゃって、何をするつもりなのだろう。それが楽しみすぎて、また最前列の席に。

川上弘美テイストがわりと丸出しな話。

適齢期を過ぎた女がある日男のひな形を拾う。ひな形は力を注いだだけ育ち、女は付き合っていた男にも紹介してしまい、分かれる羽目になる。ひな形とは真剣に愛し合うが、ひな形はひな形のペースでどんどん育っていってしまい。。。

原作は読んでおりませぬ。のでイメージでしかないんだけど、やっぱり川上さんの世界観は生きている感じ。それが好みかどうかはさておき、この3人がこの演目を演じるのがまず驚き。ふざければどこまでもふざけられる面子でこの世界を組み立てようとは。

川上さんのイメージが強すぎて、千葉雅子作・木野花演出を忘れそうになったほど。これはどうなのかなぁ。原作との差異はそこそこあったらしいけど、そう感じられなかったらないも同然。

高田聖子さんは何をどう演じても素敵だし、陰のあるおとなしい女でもすっごく魅力的です。辻修さんもある意味意外な演技がいい裏切り。人形的なかわいらしさも、男としての愛情も。加藤啓さんはそりゃうまいけど彼じゃなくても成り立ちそうなのがもったいない使い方だなと。

贅沢すぎて味わいきれずっていうのが正直な感想なのかな。

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4月25日夜 キリンバズウカ「飛ぶ痛み」①

チケットの取れなさ加減にびっくりです!公演の一週間以上前にほぼ完売とは…。さすがにこのキャストならね、納得だけど。サイトにへばりついてキャンセル待ちしてようやく取れました。追加公演してくれて助かったなぁ。

そんな感じでものすごい期待値あがりまくり。興奮して鼻息荒く。

瀬戸内海の小さな島のある施設。末期患者たちが療養しているが、痛みは他人に「送信」してしまっているから苦しみもなく、死の実感もない。職員たちはそんな患者をモニターし、情報を本部に送っている。ある日、痛みを「受信」している女が現れて…。

意外に落ち着いて、じっくりと。作演出の登米裕一さん、関西の方だっていうし、このキャストでこんなこじゃれたフライヤーだし、もっと爆発的にくるかと思ってたから。アフタートークによると、会話劇に初めて挑戦したとのこと。ふーん、そうだったのかぁ。

というわけで私は馴染むまでにちょっと時間がかかりました。思い込みってこわい。先入観は持ちたくないけど笑う、とか、泣く、とか、聴く、とかどこかに偏って構えちゃうんだよな。

私にとってはややスカされた感もあったけど、でもおもしろいことは確か。発想自体が、まず。痛みの送受信も、施設も突飛な設定にしながら感情は普遍的なもの。人としての思いやりや愛、嫌悪、執着、死への思い。気持ちの流れは自然で、すーっとシンクロできます。

でもでもやっぱり期待値に対しては物足りない。何がだろう。それでもまた観る予定だけど。

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4月25日昼 アロッタファジャイナ番外公演ラフプレー第1弾「Golden Weeeek!!!」

去年の12月に引き続いての番外公演。今回はお笑いに特化して。

まずは藤澤組。ダメOLミツコは会社で失敗ばかり。同僚にも上司にもバカにされ、弟の結婚式を間近に控えながら、ついに飛び降り自殺。死ぬには死んだが、着地点にいた同僚OLにぶつかり、同僚はおバカになっちゃって。さらに幽霊目線でみんなを観察すれば、それぞれダメなところはあるわけで…。

まぁストーリーはちゃんとメッセージがあり。ただ、流れがスムーズに感じられず、場面転換が唐突な感じ。途切れるな。気持ちが乗らないうちに。

パンフに役者の個性を生かしたって書いてある割りに、前半の会社の人たちがなんか生き生きしてないな、と思ったら実は後半への伏線。キャラ全開になったら。バカになったOL役の大石綾子さんとか、かわいいったらありゃしない。部長役の方、アトム姿は似合っちゃってたけど、個人的に脇毛の生えたアトムって、大ウケ。カトウさんは巨神兵にしか見えなかったしcatface。この辺りは誘導がうまい。

使われてる曲がなぜか私には直撃。マッチやら森田童子やらが控えめにっていうのがツボ。

2番手が松枝組。GWに公演を控えた劇団。内部は恋が渦巻いて。でもやっぱり行き着くのは、芝居が好きってことだぁ。

やっぱり主宰だけに一番骨組みがしっかりしているように思えます。お笑いっていうことで結構軽やかに。なんだか照れながら作ってそうな雰囲気を感じます。

岸田國士作品を劇中劇として扱っているけど、ある程度ちゃんと岸田戯曲自体を消化してるからそのあたりも楽しめる。それは私がちょっと土台を知ってて、それが好きだっていうのもあるんだけど。

全体のテイストは月9。青春。ならではの恋のさわやかな駆け引き。ストーリーテラー的存在の木田友和さんがいいキャラです。あのかわいらしさ、舞い上がりっぷりが計算された演技だとしたら憎たらしいくらい。おいしいとこ総ざらい。

最後落ちた後での台詞は私にはちょっと浮いて聞こえました。まるでどこかの学校の卒業公演みたい。青くて甘い、恥ずかしい感じ。

3つ目が新津組。前回作・演出だった方が今回はいなくて、キャスト3人がそれぞれ一本ずつ作ったとのこと。

自殺しようとする男とそれを食い止めようとするおっさんの話。なんにでも名前を書きたがる夫とツチノコマニアの妻の話。ビデのすばらしさに感動する父子の話。

一本目、自殺したい男は無言、おっさんが一人できりきり舞いしてるのがおっかしくって。ああいうおっさん役、二本目の夫役にしろ、新津さんはまり過ぎ。

でもやっぱり3分割したせいか引きは弱め。コントはコントで好きだけど、3人だけだったからかなぁ。ややさびしい感じ。にしても、のしほラディン氏はおいしい。

こういう順番にした理由とか、それぞれの演出意図とか、興味深い部分満載。ぜひ言い訳じゃないけど、聞いてみたい。作品としては今回は3本でお笑いにしぼったせいか、逆にばらつきが目立ってしまった感じがしたけど、それもこういう短編ものの醍醐味。比べるから楽しい。

独立した来月の乃木組も楽しみだな。なぜ一組離れて公演を打ったのか。そういう意味でハードルあげてるんだろうし。

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4月24日夜 パラドックス定数「HIDE AND SEEK」

ザムザ阿佐ヶ谷で、初日。前回の公演がものすごくよかっただけに期待は高まりまくり。

夢野久作と横溝正史と江戸川乱歩は知り合いだった。一緒に飲んだりミステリーについて語ったり。そのうちにそれぞれの作ったキャラクターとともに歩みだし、それに振り回されるようになって。。。

ちょこっとずつびっくりさせられながら、なんとなくファンタジーな世界。だってキャラクターとの二人三脚。自分の書いたキャラがいなきゃ何もできないし、キャラを連れ戻すためならなんだってする。その奮闘がいじらしかったり、切なかったり。

演出的にはやっぱりかなりおもしろい。演じる役が次々に変わっていくのがわかったりわからなかったり。こんがらがりながら自分の作ったキャラクターへの執着や逆目線でのエールだのが刺激的でした。

でも前作での鬼気迫る迫力を思い返しちゃうと、そっちに分があるんだよな。それは初日の硬さだったりするのかもしれないんだけど。でも脚本自体の硬質さをもっと求めていたところもあって、骨太であってほしかった作家同士の世界がキャラクターを交えたほんわかした雰囲気になったのが意外に思えてしまった。

でも息つく暇もなく一気に見通してしまったのも確かで、もう一回確認したい気もなってました。編集者がどうにも喪黒福造を彷彿とさせて仕方なかったbleahそれが気になって気になって。

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4月24日昼 ONEOR8「莫逆の犬」

ココリコの田中直樹さんと小林隆さんを迎えて。不思議な取り合わせ。

10年前にある犯罪を犯した男。罪を逃れるために父と恋人の協力のもと、あるアパートに引きこもる。一歩も外へ出ず、誰にも会わずに。が、やはりそんな生活には無理があり、全面協力していた恋人もやがて…。

前半、罪の内容は明かされずに、二人の日常が描かれます。楽しいけれどタブーは多く、常にバレる危険と背中合わせ。人恋しさが募って知り合いを家に入れてしまったりするんですが、出てくる人出てくる人みんないやぁな人ばかり。直感でこういう人とは付き合いたくない!って感じる人ばかり。なんでこんなに嫌なんだろう、こんなヤな感じで最後まで耐えられるかなってくらいまで悩みました。

が。おそらくそれも演出の狙いだったんでしょう。罪の内容が明らかになった瞬間、ものすごくすーっとしたんです。腑に落ちる、を文字どおりに体験。何がどう、を理屈で説明できないのに体の感覚でわかった、気がする。

母親を殺害してしまった男、母親の浮気という過去のトラウマも描いてどこかそれを正当化するような。かくまうためにすべてを犠牲にする恋人、妻を殺された父親。気弱で暗いうえ、犯罪のためにどうにも卑屈になる、そんな空気を嗅ぎ取ってつけこみ利用する友達。その循環への嫌悪感だったのかな。

待ち受けるのは残酷な結末。繰り返すことによって切なさがいや増す。どうにもならない。こうなっちゃうとエンディングがどうかなと思ったら。。。

最高でした。これ以上の終わり方はない。苦しくて悲しい。主人公が希望を失っていないところが痛くて、でもそれだからいい。

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4月23日夜 北京蝶々「あなたの部品ファイナル」

3月の若手演出家コンクールに行けず、後悔。どうでんぐり返っても二度と出会えない。だから舞台っちゅうもんは。。。coldsweats01

技術はめざましく進歩したけど、国際情勢の悪化でエネルギー資源に飢えている未来の日本。義肢装具屋を営む男のもとにやってくるのは、病気でもないのに体を改造したがる患者、患者を紹介する医師、親の代からの付き合いの防衛大の医師、小指を落としたやくざ、反日派の中国人などさまざま。国際問題に愛国心や恋心が絡み合って。

なかなかに壮大なテーマを扱いながら、それもさらっと流すでなくきちんと向き合いつつ、出てくる人達の感情も描き、さらに全部を収束させてるのは、見事。たった70分程度の中でこんなにてんこもりで楽しめるなんて。

未来の話なのに明るくなく、だけど技術の進歩という形で夢をもたせ、さらに返して、顔を失った女や女の気を引くために体を改造したのにフラれる男までもっていく、それなのに観おわって気持ちが澱むことはない。たぶん真ん中に置いた義肢装具士の中立さが緩衝剤になってるんだろうな。たいした作品だ。

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4月19日夜 バジリコFバジオ「最北端の姉妹」長女のヒグマ

やっぱりかわいいチラシ。2バージョンだけど1本しか無理だな。

オープニングの人形コントはくだらないけど楽しい。三輪さんかわいい。

夫から逃げ、実家のある北海道の最果てに戻ってきた長女。実家の診療所で働く次女が長女の子供を連れ出し、隣町の本屋で開かれる漫画家サイン会に行ってしまう。長女もその漫画家の大ファンだったから追い掛けようとするのだが。

わりとつるつるしたオーソドックスなどたばたなんだけど、女優さんたちの漫画的なかわいらしさが生かされているので楽しいんです。田中あつこちゃんなんか、人形と並べても遜色ないくらいかわいいし、動きもおかしい。

ばたばたしながらも今回は長女が丁寧に描かれてたから少し立体感のあるお話になってました。次女のバージョンも観られたらもっと楽しめる仕掛けになっていたそうで、ちょっと残念だな。

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4月18日夜 庭劇団ペニノ「苛々する大人の絵本」

うっかり取り損ね、キャンセル待ちすること一週間。半分あきらめかけて別のに乗り換えようとしたところでようやく。あきらめなくてよかった〜〜happy02

雨の中外で待たされたあと連れて行かれたのはかなり年季の入ったとあるマンション。怪しい。。。逆に期待は高まりましたが。

ある部屋で二人で暮らす豚と羊。その二人の日常とそこに紛れ込んだ受験生の話。

まさにタイトルどおり。それ以外に表現しようがない。だけどその世界はとてつもなく大きく際限なく広がる。そそられ感がハンパない。何が起こるでもなくストーリーがあるわけでもない。ただ、ある、世界。わくわくするな。

終わってもまだまだその世界はそこに存在しているような錯覚にとらわれ、また覗きたい衝動に駆られる。今もまだ何か起こってるんじゃないの?気になる気になる。観察日記でもつけようかってくらい。

また舞台美術がすばらしい。この狭い部屋でなんで舞台がこんなに高いの?って思ったらそれなりの仕掛けが。またこの上下での色彩や配置の対比やらが美しすぎる。

シリーズ化してちょこちょこアトリエ公演やってほしい。これが最後になるかもって当日パンフには書かれてたけど。あの場をもっと味わいたい。

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4月18日昼 とくお組「西洋のレイルボーイズ」

初めて観ます。男ばかりなのにどこか柔らかなたたずまいを感じる。チラシからの印象。

ここ何十年も電車の停まってない駅。そこで仕事もないのに真面目に勤める職員達。客はいないけどクリーニングや図書館までやっちゃって。そんな駅にある日新入りの駅員がやってきて、駅長が異動になる。そして同時に何十年ぶりの乗客が現れて…。

うーん、ほのぼの。のんびり楽しく暮らす駅の人々の、いそうだけど絶対ない現実離れ感。ちょっと間違えるとかなり気持ち悪い集団なんだけど(笑)。それを乗り越えたさわやかでメルヘンな男たち。

笑いのセンスも不思議。こういう笑わされ方はあんまり味わったことがない。なんだろな、コボちゃんとかみたいな。どたばたするでもなく、日曜の昼から家族で安心して観られる雰囲気。

全体として毒がない。良くも悪くも。終わり方はやや尻すぼみな感じ。せっかくいいキャラを作ったんだから、もうちょっと深くまで観たかったかな。あっさりしすぎ、腹六分目くらいな感じ。

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4月17日夜 the company「BALM in GILEAD(バーム・イン・ギリヤド)」

外国人の作演出はなんか苦手意識があって、そんなに食指が動かないんだけど。これもスルーしようかと思ってたのに急に心がわり。瀬川亮くん見たさもあり。

ニューヨークのいかにもアブナイ人たちがたむろってそうなバー。集まる娼婦やシャブ中やごろつきたち。ドラッグ売買に手を出そうとしていた男が娼婦になりかけてた女と出会い、そして。

オープニングがすっごく楽しい。ああいうの、大好き。ぎりぎりにチケット取ったおかげで最前列だったから最高!すごいメイクで怖かったけど。

バーの喧騒の中での会話。ただざわめいているように見せながら会話もある程度聞き取らせ、ってかなり大変だろうな。すごいです。きょろきょろして全体の雰囲気を味わいながら軸になりそうな会話を聞き、伏線を落とすまいとかぶりついちゃった。

主役のお二人はやや薄かったし、後半の長台詞は長すぎて飽きたけど、外野の存在感が濃厚でわくわくする。同じような中身は特にない会話でも、すごく生き生きする。バーのマスターの玉置さんの渋さ、娼婦の中川杏奈さんのセクシーさ、町田マリーさんや水野顕子さんのあばずれっぷり、何よりチョウ・ソンハさんのダメさ。ダメなのに素敵にみえちゃうんだから。

個々でみてもトータルでみてもかっこいい。舞台や衣裳もすごいし。生で観といてよかった。

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4月17日昼 劇団おぼんろ第3回公演「月が、」

corichでの尋常じゃない評判の加熱っぷりにね、行ってみたほうがいいかなぁ、と。疑惑も出てましたけど。でも疑う前に自分の目で確かめたほうがね。

人とキツネの合いの子として存在している「ココ」。蔑む者もいとおしむ者もいて。戦いの世界での癒しとしてのココと人間の関わりは。

正直言って、ちょっと体調のせいで気が散りまくり。ストーリーはほとんど把握できなかったんだなぁ。それでもその中での俳優の存在感や舞台の使い方は予想以上におもしろかったです。

お話の作り方は私の好みではないけど、ココのキャラの愛らしさでかなりカバーされたし。最終的に恋に着地しちゃうところが陳腐ではあるけど。全体としてタイトルをちゃんと大事にして、それにあった美しい世界を描いていたように思いました。

一番の問題は、長さ。この規模で2時間半はないねぇ。ちょっとぐったり。おもしろいからハマレば一気にいけるのかもしれないけど、うーん、それでもやっぱり客いじりの時間とかあるならもうちょっと短縮してほしい。

俳優さんたちがイケそうなので、客演とかに期待。

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4月14日夜 カナデコトビート旗揚げ公演「コブタが野バラで夢をみた」

早稲田界隈の新入生の華やぎにややたじろぎながら、そして道に迷いながら、どらま館へ。入り口のわりに中は意外にしっかりした劇場なんですね。

ぼろアパートで仲良くうどんをすする男女3人。大学のサークル仲間だったけど、もう卒業してばらばらになる。恋愛感情もあったけど実らないまま、これからも仲間で、なんて。だけど想いはひきずるもの、何年経っても…。遠くに行った女を思い、残された男たちは。

これはなかなかのめっけもん。空気の作り方が絶妙。仲いい間の気まずい感じと、初対面の気まずさがちゃんと伝わるのがすごい。相手への思いの濃淡がわかる気がしました。

雑な部分はとことん雑な感じはしたし、何より受け入れがたかったのはこっぱずかしい台詞。夢は努力でかなうもの、とか、なんか青春している説教くさい言葉が要所要所で登場。ま、学生だから、若いから、許せるけど、生の言葉としては胡散臭いし、抵抗感が。発してる役者さんたちはどうなのかな。

物語としてはありきたりだけど、作り方のセンスは結構気になる。今後また観てみたいな。

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4月14日昼 青年団若手自主企画 柴・宮永企画 「御前会議」

元気が出たので、また劇場通い。贅沢な生活。

平田オリザさんの作品を口語ミュージカルで、だって。すごく想像つかない。

テーブルを囲んで会議の場面。ちょっとおかしな議題をいろいろとりあげて話し合い。

ストーリーはどうでもいい感じの、関係性とリズム遊び。平田さんの作品だからおもしろいのは当然。それを演出でどういじってくるんだかってとこですよね。

前フリの説明部分が終わるとリズムが刻まれ始め、それにあわせて台詞が乗っかっていく。大事なところというか、ちょっと場面が転換される時はリズムが止まって。

楽しく心地よいのだけど、そのめりはりが少し足りないところも。リズムに乗せるならもっと乗っちゃっているほうが私は好き。ラップやった場面みたいに。

だって青年団だから役者さんは上手なのはわかってるし。ちょっと違うことをやるなら思い切って激しいほうがわかりやすい。そこから戻ってくることはできるわけだから。

山田の存在はいいなぁ。それも一緒に踊っちゃったりしたら楽しい。

でもまたやってみて欲しい。観てみたい。

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4月13日夜 双数姉妹「やや無情」

なんだかずいぶん久しぶりにお芝居を観に行った気が…。実際はそんなにあいたわけじゃないけど。あらかじめ取っていたチケットじゃなく、どこに行こうかなぁって迷いながら選ぶ贅沢な時間。そんな余裕すらなかった最近の生活から、ようやく抜け出せそうで。うれしいな。

そんなわけで当日券でぶらっと入った双数姉妹。刑務所の作業の一つとして取り組んでいる演劇の稽古。劇場で公演することになり、最初は固かった受刑者も熱を上げはじめた。稽古は順調に進むが、中には脱走計画をたてる受刑者もいたり。それがばれちゃって…

双数姉妹の役者さんってなんかアットホーム。犯罪者とは思えないどこか抜けた雰囲気(笑)。看守もすごく人間臭くていい。

劇中劇の形である受刑者の生きざまを描いてたけど、私が今一つ浸りきれなかったのは、主役がたってなかったせいかな。感情移入の相手が定められず、場面場面ではじーんとするのに大きなうねりにならなかった。

でも新人さん達もなじんできてこれからどうなるか楽しみ。芝居の最後に泣く演技をしてた浅田よりこさんがカーテンコールの時まで泣いてたのが印象的でした。

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4月13日昼 「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」

毎年の恒例になっちゃってます。通算6回目くらい?ほんとは三上博史さんバージョンのほうが好きなんだけど。だから今年は1回だけにしといたんだけど。でもほんとヘドウィグは大好きなんです。

山本耕史くんバージョンは去年に引き続き。だいぶこなれて板についた。顔がかわいいから普通にきれいで、どうも男に振られるヘドウィグの悲哀が見えない気がしてたんだけど、だいぶ図太さが。でもやっぱり線は細いんだよなぁ。ヘドウィグってかっこいいわけじゃないから。なんていうか、雰囲気的にメジャーじゃなくって屈辱的な空気がないとね。

イツァーク役が、去年の中村中さんからソムン・タクさんに。最後の場面が中村さんだとかなりきれいに落ち着きすぎちゃってたけど、今回はよかった。ソムン・タクさんの声、すごく伸びて素敵。

あぁ、やっぱり2回くらいはとっておけばよかった。こういうライブって客の雰囲気でもだいぶ変わっちゃうからね。なんか、エンディングの盛り上がりがあっさりしすぎててさびしかった。あの場面で立てなかったのは初めてかも。

でも元気になったな。おうちでまたDVDとCDに浸ろうっと。

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4月6日夜 サモ・アリナンズ「洞海湾 ー九州任侠外伝ー」

これでしばらくお休みしちゃうなんて。さびしいな。

今回は松尾スズキさん作演出で。また松尾さん倒れちゃわないかと心配だったけど、大丈夫でしたね。

洞海湾を臨む町の小汚い居酒屋。やくざや娼婦も出入りしている。洞海湾は汚く臭く、そこでの生活まで腐敗させるようで。

やっぱり松尾さんっぽい。名前出してなくてもわかりそう。パターンがわかるから安心して笑えるけど、だんだん飽きそうだthink

小松和重さん、大好き。どうしてああまで力を抜いて舞台上に存在していられるんだろ?本当に楽しそうだし、マジウケして笑っているように見えちゃう。あの笑顔、癒されちゃうな。

客席がまたすごいことになってた。阿部サダヲさん、池田鉄洋さん、いけだしんさん、内田滋くん、佐藤真弓さん、宮崎吐夢さん、などなど。またミーハーしちゃった。

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