6月3日夜 タテヨコ企画「月の平均台」
駅前劇場が異空間になってましたよ。枯葉もどきのチップを敷き詰めて。ほんと森の中。
いなくなった妻を探して後輩、友人美晴と人里離れた森にやってきた男。怪しげな森の住人がいたり、よくわからない穴があったり。美晴は率先して動いてくれるが、どうやら何か知っているようで…。穴に潜ってさらに探していると、やがて森の主という女が。
現代の空気も持ちながら、ありえない装いの森の住人達。ここはどこ?パラレルワールドに迷い込んじゃった?たくさん人が出てきて、ちょっと関係性もつかみにくいけど、徐々に解けていきます。
駈け落ちした男女や自殺志願の夫婦が森と現実の間に登場しますけど、森の原住民と訪問者の二項ならもう少しするっと森になじめたように思うんですが。。。森を現実世界の続きととらえるか、まったく異次元ととらえればいいのか、迷いました。変に現実とのつながりがあると、いかにも怪しい出で立ちは受け入れにくいな。
でも雰囲気は、とにかくほんとに森にいる気分。木々のざわめきや水音、月明かりを肌で感じる。森の中でも場所は変わったりするけど、同じセットなのにちゃんと違いがわかる。
話自体は中に入りにくい感じだったけど、美術音響照明にやられました。ほんとにこんな野外で観てみたいとも思ったけど、そうすると逆にちゃちくなっちゃうかな。劇場でもここまでしっかり作りこめば十分リアルを感じられるんですね。
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