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6月20日昼 toi presents 3rd「あゆみ」

青年団若手演出家の期待株、らしい、柴幸男さんの作品。いったいどんなかしら。

柴版・女の一生。はじめの一歩から最後の一歩まで。

あんなかわいらしいチラシで女優のみだから、ふんわりやわらかなイメージかと思って来たけど、想像とは違った勢いが。激しくはないけどパステルカラーじゃない、キャピっとせずしなやかな。

舞台は白い大きなスクリーンのみ。登場人物の衣裳は全員黒。喪服とかではなく単なる黒。

女優10人に決まった役はなく、あみちゃんの一生の中で関わる人を次々に演じていきます。ひたすら右から左へ、左から右へ、人生の流れの中を人が歩いていきます。端から端までの間で一役。一旦消え、次に登場するとまた別の役。

このルールが不思議にとっても自然で、おもしろい。違和感なくこれが誰ってわかる。女優さんによって個性は出るんだけど、同じ人物を演じているのははっきりわかる。

小学生、高校生、就職、結婚、子育て、節目はあるけど流れのメリハリはたりない。そのせいか、ものすごく長く感じて、100分程度とわかっていたのに疲れました。3時間くらいに感じちゃった。なんでかな。

この体感時間の疲れを除けば、すごくおもしろかったです。テンポの問題なのかな。途中、自分の時計を見てぎょっとしちゃったから。大学に上がる頃かな。かといってこれ以上ストーリー的にはしょって欲しいわけじゃないんだけど。

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