7月19日昼 青年団若手自主企画 vol.39「World's Dutch」
青年団づくしの7月。お世話になってます。
大久保亜美さんの作品は初めて。
仲のそれほどよくなかった妹が急に東京にやってきて一緒にくらすようになったのは半年前。半年経って、妹はあっけなく事故でなくなってしまった。一緒に過ごした短い間に話したこと、喧嘩したこと、思ったこと、主に愛やセックスについて。
姉は愛とセックスは別、愛なんて脳の勘違い、な思想で、とりあえずいろいろな人とセックスして、そして考える。決して遊んでるわけではなく、悩みぬきながら。妹は愛とセックスは密接につながってると主張しつつ、彼氏がいながら他の人と不倫する。姉はひたすらセックスをし、考える、世界のダッチワイフになりながら。
オープニングの台詞回しは既視感のある感じだったけど、女目線な思いがなかなかおもしろい。妹が店長とカラむシーンで、セックスだけでつながってるっていう扱われ方をされるのが好きっていう台詞は名言。微妙なんだけどわかってしまう、その気持ち。
姉のセックスはそれに比べ重たい。一度ヤッたからって引きずるわけでもお金を取るわけでもない。知らない人やまわりの人にセックスしませんか、と声をかけまくる。見つからない何かを見つけるために。そんなセックスなのにやっぱり快感はあったりするのも厄介な部分でさらに考える。
なぁんかめんどくさいな。女って。妹にセックスなしでの付き合いを持ちかけられてあっさり断る店長が小気味いい。
ごろごろ転がったり、セックスを思わせる動きをしたり、っていう前半はテンポもよくて楽しかった。セックスシーンはそこそこリアルなのになんかいやらしさはなくかわいいし。姉妹が言い争うあたりから体感時間が異常に長くなりました。なんでかな、疲れました。
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