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7月2日夜 イキウメ 「表と裏と、その向こう」

観たい観たい、大好きなイキウメ。いよいよ紀伊国屋ホールとは。宣伝具合は若干地味だけど、逆にありがたい。席取れないと困るから。

どうしても観たいって気持ちと自分のコンディションのバランスが取れないまま行ってしまいました。こういう状態での観劇、よくないなぁ。

すべての人間がIDで管理される世界。何の病気でどの病院にかかり、どこのレンタルビデオでどんなAVを借りるか。そんなところまでIDでつながってしまう徹底管理社会。そこでぼんやりと流されている男が、ある日ストリートファイトしている女と出会う。父の死を伝える義理の母とその弟と暮らし始め、弟の手掛ける、自分の時間を売るっていう裏稼業を知る。時間を売った人間は売った時間分だけ毎日死ぬらしい。一方ストリートファイトする女は、自分の余生が短いことを知り、生きる時間を見つめ続けるうちに、一秒の30分の1ずつ人間は死んでいる、つまり時間を奪われていることに気付く。。。

設定はとってもおもしろい。ほんとよくこんなの思いつくなって感心する。近未来に本当にありそうな状況にぞっとする、のがわくわくなんだけど。だけど。なんだか今回はあんまりぞっとしない。ひんやり感が薄く、体温がある。

それが心地よい場合もあるけど、イキウメに関しては微妙に違うんだよなぁ。おもしろいのにそうじゃなくって、って思う部分がね。

生きる、死ぬに対しての思いが熱い。もっと淡々としながら語って欲しかった。そうじゃないとID管理社会の冷たさとかが伝わりにくい気がして。数値化されて管理されている中での人間らしさは見てみたいけど、管理側の冷酷さがもっとあればいいのになっていう贅沢な希望です。何考えてるかわかんないくらいの気持ち悪い人間が見たい。内田慈さん、かわいいけど癖がある役が似合うけど、ちょっともったいない使い方だった気も。

時間を売るっていう設定と、ID社会っていう設定がうまいことリンクしてなくて、せっかくのおもしろいアイディアなのにバラバラな印象も。

舞台の使い方とかは言うことなし。広い会場でも死角ないように高さをうまく使ってて。でもやっぱり遠いな。そんなに後ろから観たわけじゃないけど。

盛隆二さんがどうにもトータルテンボスのアフロの人に見えちゃって、出てくるたびにそればっかり考えちゃいましたbleah

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