8月12日夜 「女教師は二度抱かれた」 ②
チケットを取っていただいたのでもう一回。今回は2階だけどわりと正面から。よかった、サイドからだと首が痛い。長いから。
やっぱり2回目は違いますね。じっくりと物語も堪能できる。鈍感なのか一回目はまったくストーリーの繊細な部分を受け止められなかった。そのことに気づけただけでも2回目に行った甲斐あり。
大竹しのぶさん演じる女教師の、心を病むほどの、演劇そして教え子の演出家への想い。彼女を必死で守り続けた浅野和之さん演じるフィアンセの強さ。売れることへの人々の執念。それに執着しながらそれでも大切な人を大切に想う人間らしい気持ち。
そういう松尾スズキさんらしい優しいエッセンスがちりばめられているんです。絶対にストレートには表さない。じーんとしそうな瞬間にすかさず笑わせる台詞を投げる。最初観た時にはその笑いにごまかされてだまされてしまったけど。
切なさと、ラストのやや希望を持てる感じにちょっぴり涙。晴れ晴れとした大竹さんの表情がステキ。
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