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8月27日昼 劇団宝船「愛される覚えはない」

なんて素敵に傲慢かつ弱気なタイトル。だめ〜な感じの恋愛模様が観たい。

口笛サークルの仲間に勘違いから振られるハメになった空未。気を紛らわせようと口笛吹いて鳥達と戯れていたら、その姿を同じく振られたばかりのイサオに見られる。イサオも口笛サークルに入部し、やはり空未の誤解からイサオと空未は付き合うことに。空未の思い込みがエスカレートする中、イサオは同じサークルの佐奈に言い寄られて二股。空未にバレ、死ぬ思いをしてようやく別れて佐奈と付き合うが…。

期待どんぴしゃな恋愛沙汰。サークルと勤め先という、社会人の二大出会いの場を大いに活用し、恋愛に勤しむ男女。相手があろうがなかろうが、より素敵な相手に出会おうと努力する日々。

傍から見て、恋愛ほど滑稽なものはない。それを言葉どおりにみせてくれる高木珠里さん演じる空未。まわりに乗せられ勘違いし、体当たりで絡めとろうとしてうざがられ捨てられる。一方裏では山田麻衣子さん演じる佐奈がしっかり罠を仕掛け、イサオを奪おうと虎視眈眈。山中崇さん演じるイサオは常に女に振り回され、怒るでもなく流される。以前に佐奈に言い寄られ空未を振ったら佐奈にも捨てられたブルースカイさん演じる田渕は旅に出るし、新井友香さん演じる口笛の先生は淋し紛れに生徒に手を出すし。本人からすれば一生懸命自分の気持ちに向き合い、折り合おうとしてるんだけど、本人以外からすればとっても間抜け。でもそんな姿がいとおしい。

後半、空未とイサオが別れてからなんだか長く感じました。まだ続くの?って思ったけど、ラストまで行ったらなんだか納得。女も男も、どこまで続けても結局同じことを繰り返す。しかもそれはたいがい自分を傷つけるような形で。学んでないじゃん、成長してないじゃん!そうなんだよなぁって、しみじみ切なくなりました。

恋愛の名言・格言もいくつか。恋愛にたらればはない、とか、手の内すべてを彼女に投げ出して勝負するんだ、とか、自分探すなら一人でしろ、まわりを巻き込むな、とか。そうそう、なんて思ったり、意外にぐっさりきたり。

とにかく高木珠里さんが最高。勘違い突っ走り女をテンション高くうっとうしく、でも憎めない可愛らしさも見せてて。吹っ切れ方が潔い。だからかっこいい。

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