8月28日夜 各駅停車「いつもの中に、沈む」
先週から毎日のように下北沢に通っている、すぐ止まる小田急にいらいらしながら。
ユニット名はまったく聞いたことないけど、俳優の集め方がおもしろそうだったので。チケット予約が平日の昼の電話だけなのはいただけないな。せめてメールアドレスもチラシに載せてほしい。不便です。
廃校になった美術学校の屋上。町自体が警報が鳴り死人が出るような大変な状況なのに、6年前の卒業生が集まる。パートナーと別れた者、その場でフラれる者、すでに死んだ者まで…。
いわくありげな登場人物、場所、滅びかけてる町などそそられる要素いっぱいで、途中まではかなり期待。だけど並べるだけ並べて撒きっぱなし。収束せずに終わりそうな空気を途中で感じてしまい、興醒め。
キャラづくりがはっきりしないんです。新しくできた彼女にあっさりフラれる、仲間内からは名前さえ覚えてもらえないような冴えない男は会社ではデキデキのモテモテだっていうし。その男を振る女は、男の仲間にまで必要以上に悪態をついて性悪女に見せたかと思えば最後には男に情をみせちゃうし。ナカムラとサワダは別れる理由が薄いし、現在の学生が一人交ざるけど何のためにいるんだかよくわからなかったし。みんないろいろと心情を吐露するけど肉付けがなさすぎて。。。
花火とか廃校とか幽霊とかっていうおいしそうなエッセンスが、ぼやけたまま消えていって、それももったいない。
俳優さんはよかったんだけどな。幽霊役の大久保亜美さんの声のつまらせ方や喉の動きはぐっときましたもん。
仕事帰りに気持ちを奮い立たせて行っただけに、ちょっと残念。
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