9月14日昼 東京デスロック「演劇LOVE2008~愛の行方3本立て~」発情期「HERE I AM-ドン・キホーテがやってくる!-」
とっても楽しみにしていたデスロック。日程が厳しかったけどなんとか3本立てのトークのある日に。今回は一回ぽっきりしか行けないから、今日は集中、集中。
看板俳優・夏目慎也さんの一人芝居から。一人芝居ってあんまりおもしろいと思ったことないから、期待半分。ちょっと控えめに。
ドン・キホーテの予習はせずに観劇。客をサンチョパンサに見立て、素舞台で。敵役やその他の登場人物は壁。
壁と戦ったりハイタッチする姿は滑稽。そして振り向いては負けた言い訳をする顔も。
それにもましておっかしかったのは台詞のない場面。ひたすら冒険、冒険、冒険。山を跳び谷を越え。何をやってもおかしくて、笑いが止まりませんでした。ジャンプとかかなり普通のおっさんだったし。一押しネタらしい逆さ顔は夢に出そうなくらい。忘れられません。あれのためにリピートしたい。
台詞がなかったのは10分ほどだったらしいけど、もっとあったように思えたな。悪い意味じゃなく。もっともっと観ていたかったくらいだから。インパクトの問題かな。
デスロックにしてはずいぶんわかりやすい作品。発情するほどの愛は、やっぱり単純に率直に。
初めて一人芝居をおもしろがることができました。観客の巻き込み方がうまい。客を客のまま語りかけるのでなく、サンチョパンサだと思い込んで語りかけるから、ほんとに一緒に冒険してるような気分。返事したくなっちゃう。距離感が心地いい。
エンディングの少し切ない感じも、冒険仲間としてほろってきちゃった。
仲間を守ろうとしてかっこよくなったり、負けて情けなかったり、がいちいち素敵。負けて倒れて立ち上がるときに床についた手の、むっちりした丸みと皺がドン・キホーテ夏目を象徴しているように思いました。
こんなにおもしろいと、夏目LOVEの期待値ぐんぐんUP!
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