10月19日夜 地点「桜の園」
かなり無理無理つめこんだ一日の締めは地点。小竹向原から吉祥寺へ。がんばるぞ。
勢い込んだのはいいけど、チケット劇団で取ったつもりでいたらぴあだった。あわててファミマを探して発券。間に合わないかと思った、やばいやばい。
チェーホフシリーズ、2本目。観たことも読んだこともないまま臨みました。話知ってるとどうも頭が結び付けようとがんばっちゃって疲れて眠くなっちゃうから。
やっぱり入場した時から始まるこの緊張感はいいですね。微動だにしない俳優さんの姿はさながら一服の絵。人形のようでもあり、美しい。
開演。息を吹き込まれた人形達が話しだす。台詞の流れが外国語のようだったり、能のようだったり。
読んでいかなかったのは正解。言葉一つ一つを追わず、雰囲気やトーンを楽しむことができて、すっごく心地よかった。
素敵な庭をもつ一家が没落し、成金になったかつての使用人に家も土地も買われてしまう。それでも今後の生活などを気に病んでいるのは買い取った成金たちで、路頭に迷う当の一家はどこまでもお気楽。
なんか一家のお気楽さが楽しくて、一家が笑いだすとついつい笑っちゃう。でもその笑いはどこかいびつで、ある瞬間にぱたっと終わる。ちょっと不安をそそるその感じが後を引いて。
床に敷き詰めた小銭で 転び続ける成金のシーンがもの哀しくて心に残りました。お金でどうにかなるものとならないもの。一家の暮らしぶりは成り行き任せでいいかげんかもしれないけど、意外に自分達にとって大切なモノを知っていたのかも、それをわからずにお金にこだわってるから彼はみじめに見えちゃうのかな。
さて、原作読んでみようかな。
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