10月29日昼 はえぎわpresentsジョニーコーデュロイ「コーヒー君」
いつもの作演、ノゾエ征爾さんを仲間外れにしたはえぎわメンバー。脚本提供の豪華さとゴールデン街劇場っていう客席との近さが魅力的。
千葉雅子さん、岩井秀人さん、小林顕作さん、武藤心平さんの脚本と彼らのオリジナルと。芝居というよりコントに近い感じ。ぐだぐだしたゆるい雰囲気。
正直言ってかなり脚本目当てだったけど、観てみるとだんだんはえぎわメンバーにはまってくる。この俳優さんたちありきの作品だなって。竹口龍茶さんの夜回り先生やジェームスボンド、滝寛式さんの遺体やヤンキー、鳥島明さんのコーヒー君とか不眠症患者とか、小百合油利さんのとぼけ顔とか。
照明のおちょくり方好き。照明を注目させるような形でいじるってあんまりないですよね。あえてはずしておかしな照明にして、普段のさりげない照明効果をリスペクトしてるのかな、なんて。
そうやってくすくす笑いでくすぶり続けた後、爆発したのは最後の組体操。小林顕作さんの振付・脚本。思いっきり私のツボです。大好き。体操服来たいい大人がぜいぜいしながら組体操。
若い俳優には体力や体のキレや身体能力に任せた美しさを期待するけど、30近くなるとリアルな疲れ具合を見せてくれるのがおもしろい。この辺、デスロック的な。ふざけてはいてもやらねばならないことには真剣。その気迫と体力のギャップが醍醐味。2ステやったら死んじゃうんじゃないかって心配になるくらいがおもしろい。
あの至近距離であんなのが観られただけで大満足です。私の中でのはえぎわ注目度、かなりの勢いで急上昇。
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