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11月19日昼 ブルドッキング・ヘッドロック「とける」

5月の「役に立たないオマエ」の続編にあたるらしいこの作品。うすらぼんやりしか覚えてないけど、大丈夫かな。

会場入るとまさに見覚えのある美術室。あそこがああ動くんだったな、なんて結構絵が浮かんでくるもんだな。

前回の文化祭前後のお話から数か月、秋から冬、そして春に至る物語。

ドキュメンタリーを作っていた放送部は完成、美術部は卒業生の送別会を企画する。その間にブログを書いてる生徒や万引きで補導される生徒が出たり。もちろんコイバナも。

前回になんとなくウソ臭くて受け入れにくかった箇所が、キャラの把握によって自然に取れたりっていう強みはありました。でもそれ以上に、描く世界がはっきり掴めていたのと、キャラがしっかり立っていたのとでの引力を感じました。

特に篠原トオルさん演じる美術部の松山先生。前回、生徒に好かれる気さくな人柄の裏にあるいけ好かない部分がすごい気になっていたんだけど、その部分の堀り下げがなされていて、自分がどうしてこんなにもこのキャラに対してイヤな感情を抱いてしまうのか納得いく描き方をされてました。そうね、そうね、うわ、そこだよって。共感できるのって自分の経験の範囲内だって言いますが、まさに自分が説明できなかった部分を解説されたようで、こそばゆくもあり、すっきりもあり。しかもさらに最後の揺れ方までいい。

高校時代の甘酸っぱさやらもどかしさやら、思い出しながらのノスタルジー。だから心地よく思いながら複雑な心境なのかな。もどりたくはない、けどこういう形で追体験したくなるような。

ほんと、出てくる高校生たちが個性的でおもしろい。昭和的でもあるし現代的でもある。いつの時代もいるマジメさん、調子いい男子、男前モテ男くん、キモ眼鏡系、などなど。ある程度ステレオタイプにしてどこのクラスでもいたような人物にしながらも、一人一人にちゃんと物語があるやさしさがいい。今後もまた観たい世界。

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