« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »

2008年11月

11月30日昼 角角ストロガのフ「毛頭‐MOUTOU-」

6月の旗揚げに続いて2回目。次は王子公演が決まってるんだからすごい。

角田ルミさんのがんばりがいとおしくなります。客一人一人へのおもてなし。DMやチケット予約の返信や当日パンフに愛がある。

前回同様、舞台をいくつかに分け、上手に埋めてます。男の部屋、女の部屋、中華料理屋の厨房、屋外。

自分は最低だ、と毛筆で遺書を書こうとする男。母はなく、知恵の遅れた血の繋がらない兄と兄を溺愛する父と暮らしていたが、とびきりおいしい肉を知り、道を踏み外していく。女は毛筆で出すあてのないラブレターを書き続ける。姉に溺愛され、それを受け入れながらも憎み。ある日ついにラブレターを投函して…。また、姉が勤める中華料理屋はすこぶるまずいことで有名だが、料理人の男はとびきりの肉を仕入れてくるが、その入手方法はかなりやばくて。

孤独を抱えたいびつな人々が平行して描かれます。それぞれの事情が明らかになる後半まで、一気に小気味よく進み引き込まれました。始まりの会話の重ね方とか、わわわってなったけど、気になるエッセンスがいっぱいちりばめられてて、気の引き方が上手だなぁって。じらされますわ。

知恵遅れの兄に普通は大変と教え込んだり、女が一人は好き、だけどこころもとない、嫌い、とつぶやいたり、父が息子に人は一人しか大事にできないと言ったり、女が自分を大切にしてくれそうな人を嫌ったり、ちょっとしたところに本音とも皮肉ともつかない毒が盛り込まれてるのがたまりません。ぞぞっとします。

そういうぴりっとした台詞を、比較的あどけない雰囲気の俳優にしゃべらせてるところもいいんだよな。

ただ、後半の状況がつかめてからの展開がちょっとテンポダウン、わかりにくかったかな。終わり方はすごくよかったけど。

それにしても松下幸史さんの子供役はテッパンですねぇ。今回は宍倉靖二さんとのコンビがすごくいい。宍倉さんの陰のある子の下からの目付き、母性本能くすぐられます。橋本恵一郎さんの母→父の変わり身もびっくり。

次がとっても楽しみ。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

11月27日夜 表現・さわやか「美少年オンザラン」

池田鉄洋さん主宰の、猫のホテル若手俳優陣のコントユニットです。この面々を駅前で見られるなんて。

今回は初めて自由席に。せっかくだから一番前でかぶりつこう!

爆発的な笑いじゃないんだけど、そうそう、そこだよ、みたいな。お約束はちゃんと守られた上での。それがぴったりきた時の快感。

あとは乗っかってる役者さんの色。岩本靖輝さんのまるで素みたいなとぼけたツッコミが大好き。菅原詠二さんの男前なのかブサイクなのかわからなくなるような顔芸も。

やっぱり最前列はいいですわぁ。いけだしんさんの汗や唾をたっぷり浴びられますcoldsweats02真剣によけちゃったけど。

本多劇場進出が残念でなりません。お尻が痛いことを気遣ってくれるイケテツが素敵なのに。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

11月25日夜 MU「死んだ赤鬼/戦争に行って来た(反転)」

両A面と称しての短篇2本。にしてもすごい役者さんばかり集めたなぁ。「戦争に行ってきた」は前回観たのでどの役をどの俳優さんが?って想像しても楽しめる。

「戦争に行ってきた(反転)」お得意の男女入れ替えでの再演。戦地で人質にされた反戦団体メンバー達が、あるバンドに反戦歌作りを依頼する。出来上がった曲は全く意に沿わないもので、顔を合わせて条件のすり合わせをすることになったのだが。

役柄のイメージってやっぱり俳優さんによってかなり左右されるんだなと実感。男女を入れ替えたことで、おそらく描きたい世界も変わったんだと思います。女性が戦場に行ったこと、男性がちゃらちゃらしたバンドをやってること、もしかしたら初演の方がすんなり受け入れやすい形だったのかもしれませんが、私はそこは気にならずむしろおもしろかったです。設定がリアルかどうかの見極めの前に私には初演との比較目線が強くなっちゃったから。それも踏まえて、前回は中川智明さんが演じた五味役を足利彩さんが演じると、っていうのがすごくおもしろかった。胡散臭くて真意のつかみにくい気持ち悪い感じだったのが、反戦とグロ写真撮影の矛盾にちゃんと向き合って揺れ、もう一つの世界に気付いて恐れる感覚がリアルに思えました。

足利さんの目線、目付き一つ一つがすごく雄弁で、まつげの伏せ具合さえ何かを感じる、気がする。近いからごまかしの効かないところで、ぐさりとやられた感じ。

バンド側の男子二人の、人を人とも思わない世間をナメ切った態度も、マッチョじゃない男子だからのなよっと感がよかったです。永山智啓さんと川本喬介さんのほのぼの感。ガールズバンドでは若さ特有の全知全能感がぎすぎすしてたけど、男子だと生意気な口たたいても僕達暴力なら逃げますから、的なこずるい雰囲気がいい味。

反転、おもしろいな。

「死んだ赤鬼」付き合ってた女に浮気されフラれた警官。弱さを逃げ道にされて腹を立て、つい浮気相手を殺してしまう。罪を認めようとするのに、罪をかぶってくれようとする男が現れたり、もみ消そうとする人が出てきたり。

弱さを口実に要領よく生き抜けようとする人々と、弱さを認めたがらないまま姑息な方法で切り抜けようとする人々。殺人など設定は突飛でも結構生々しくてエグい問題を突き付けられたような気分。どちらになりたいか、どちらが得か、無意識に計算しちゃってる、なんてちょっと怖い。

実験作と作者本人が宣う今作。結構わくわくできたな、私は。夢と現つを曖昧に、この世界や殺したことさえ空想じゃないかと感じちゃうようなふんわり浮いた感覚でした。

血みどろゾンビを見たとは思えない、ファンタジックな後味。

やっぱりMUは短篇がいい。ラインを追わずに空気を味わうのが好きだな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

11月24日昼 ZOKKYののぞき部屋コレクションPart3「乳が出て幸せ」「ブラジャーに乗って」「欲望と言う名のすごい棒」

またどきどきが味わえる。この日ばかりは自分が男じゃないのがすごく悔しい。男目線でうずきたかった。。。

「乳が出て幸せ」遠藤留奈さんのエロ顔をこんなに至近距離で見れちゃうなんて。いやらしい。恥ずかしい。思わずこっちが目をそらしそうになっちゃう。舞台でどんなエロ顔してても別に私に向けられてるわけじゃないから、平気でよだれ垂らして見つめてられるけど、この穴じゃ完全に見つめ合い目線。覗いてるつもりなのに覗かれてるような。

「ブラジャーに乗って」うっわー、これも境宏子さんのあどけない表情と服装のギャップにやられた。唇だけで悩殺。しゃべらないであの表情で肩越し目線いただくだけでもありがたく5分すごせます。あわてる男たちのかっこ悪いことったら…。

「欲望と言う名のすごい棒」はい、これも佐々木なふみ姉さんにめろめろです。むしろ女だからなんとか興奮抑えられましたくらいな色っぽさ。何しゃべってもエロく聞こえちゃうのは、現代淫語演劇大成功なんだろうね。

右目で観て、途中左目のほうが視力よかったことを思い出して交替、でもやっぱり利き目は右だから、と元に戻し。観れない片目がかわいそうな気さえしてくる。

こっちの3本の方がそそりますね。ぜひとも男としてもう一度観たい、叶わぬ願い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

11月20日夜 柿喰う客企画公演 七味まゆ味一人芝居「いきなりベッドシーン」

今年この人のお芝居何回観たかなぁって思うほど、さんざん出続けてる七味まゆ味さん。来年一発目は野田地図、コクーンでお姿拝めるそうで。すごい!

今回は一人芝居。柿での大人数の中での存在感が一人でどう変化するのかな。

清水の舞台から飛び降りちゃった女子高生。好奇心旺盛、なんでもかんでもやってみなくちゃ気が済まない、そんな女子高生の入学から飛び降りるまでの日々。

そのペースで最初から飛ばしてて大丈夫?ってくらいのテンション。うわぁ、一人でも柿。怒濤の台詞。

調子付いてるイケイケ女子高生とそのテンションはぴったりで。完全にペースに巻き込まれてこっちもテンション上がってきたところで、意外にもちょびっとしんみり風情。緩急のつけ方もストーリーと演技のバランスがばっちりで、きゅいーんと引き込まれます。

50分がほんとにあっと言う間。一人芝居ってたいてい演者の息つく瞬間が入っちゃって、こっちも一緒に素に戻らされちゃうのが嫌いだったけど、これは全くそんなのなし。最初っから最後まで、おっそろしいほどのエネルギーだな。ああいうのが若さなのかしら。ベテランが大舞台でやる一人芝居より、小劇場の若手のほうがよっぽどおもしろい。

女子高生の可愛さもいいけど、クラスを担って任されてる先生の動き、好き。もっと登場してって思っちゃった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

11月23日夜 三条会「熊野」「弱法師」

4月から続いていた三島由紀夫近代能楽集の最後を飾る二つ。「弱法師」は「卒塔婆小町」とともにアンコールにも選ばれてるだけにすごい期待。

「熊野」母の見舞いにかこつけて昔の男に会おうとし、パトロンともめる女の子のお話。簡潔にまとめるとものすごく俗っぽいな。

人形とか柵とか三条会っぽい設定を取り込みながら、大川潤子さんと榊原毅さんの二枚看板がしっかり絡むだけで、満足感。

何度も柵を乗り越えて下に落ちる、大川さん演じる熊野を、そのたびに嘆き悲しむ榊原さん演じる宗盛。何度繰り返されても笑える。

そして舞台と客席の配置を入れ替えた後半、「弱法師」戦後幼い頃に実父母と生き別れ、養父母にわがままいっぱいに育てられた若者。両方の両親と面会した後…。

いやさすがにアンコールに選ぶだけのことあり。出演者からしても謎に包み、いやが応にも高まるわくわく。いじり方としては三条会らしく、でもきつねにつままれた感たっぷりで。

関美能留さん讃歌をとりあえず歌っておかないと。こんなまさかな裏切られ方、ないない。

かなりネタバレ。後半関さんにいじられる橋口さんのリアクションが、笑えてたまらないです。恥ずかしがりながらもまんざらでもない風な。あえて役名じゃなく本名で呼び続けるから余計に。

アンコール、行きたいなぁ。おそらくこのままじゃないだろうし、気になるな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

11月19日昼 ブルドッキング・ヘッドロック「とける」

5月の「役に立たないオマエ」の続編にあたるらしいこの作品。うすらぼんやりしか覚えてないけど、大丈夫かな。

会場入るとまさに見覚えのある美術室。あそこがああ動くんだったな、なんて結構絵が浮かんでくるもんだな。

前回の文化祭前後のお話から数か月、秋から冬、そして春に至る物語。

ドキュメンタリーを作っていた放送部は完成、美術部は卒業生の送別会を企画する。その間にブログを書いてる生徒や万引きで補導される生徒が出たり。もちろんコイバナも。

前回になんとなくウソ臭くて受け入れにくかった箇所が、キャラの把握によって自然に取れたりっていう強みはありました。でもそれ以上に、描く世界がはっきり掴めていたのと、キャラがしっかり立っていたのとでの引力を感じました。

特に篠原トオルさん演じる美術部の松山先生。前回、生徒に好かれる気さくな人柄の裏にあるいけ好かない部分がすごい気になっていたんだけど、その部分の堀り下げがなされていて、自分がどうしてこんなにもこのキャラに対してイヤな感情を抱いてしまうのか納得いく描き方をされてました。そうね、そうね、うわ、そこだよって。共感できるのって自分の経験の範囲内だって言いますが、まさに自分が説明できなかった部分を解説されたようで、こそばゆくもあり、すっきりもあり。しかもさらに最後の揺れ方までいい。

高校時代の甘酸っぱさやらもどかしさやら、思い出しながらのノスタルジー。だから心地よく思いながら複雑な心境なのかな。もどりたくはない、けどこういう形で追体験したくなるような。

ほんと、出てくる高校生たちが個性的でおもしろい。昭和的でもあるし現代的でもある。いつの時代もいるマジメさん、調子いい男子、男前モテ男くん、キモ眼鏡系、などなど。ある程度ステレオタイプにしてどこのクラスでもいたような人物にしながらも、一人一人にちゃんと物語があるやさしさがいい。今後もまた観たい世界。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

11月14日昼 「昭和島ウォーカー」

ヨーロッパ企画なのは知ってたけどジャニーズ絡みの小劇場食いかと思って無視してました。蓋を開ければ評判なかなかなのでやっぱり気になっちゃった。

ロボット工場で働く人たち。ロボットは人間を傷つけてはならない、っていう法律に則って、二足歩行ロボが作れなくなり、今は部品の組み立てをしている。が、その組み立てさえもロボットがすることになり、工場の人たちは再び二足歩行ロボの開発をし始め…。

しっかりヨーロッパ企画テイスト。V6井ノ原快彦さんや粟根まことさんを客演に迎えて豪華にって感じ。エンターテイメント性がアップしててむしろ観やすい、楽しい。

ヨーロッパ企画はこういう風に規模を大きくしたほうがおもしろいんじゃないの?と思ってしまうくらい。まぁ俳優さん達の個性は弱いからその辺りはプロデュース公演だけど。

趣味としてはヨーロッパ企画の世界はわかりやすすぎてそんなに惹かれるわけじゃないけど、いのっちのさわやかさとはかなりマッチしていたと思います。最後の漫画チックな巨大ロボットのエピソードも、みんなの一生懸命さが臭くない。

まあ、とは言ってもグローブ座、ジャニーズ。一階センターのなかなかいいお席で観ましたが、芝居を楽しむならば2階3階でもいいかも。むしろそっちがいいかも。

2時間の公演中ずっと独り言をぶつぶつつぶやいてる人や、いのっちシーンだけけたけた笑う人や、声を出して舞台にツッコム人がいたから。おまけにスタンディングオベーションだし。それほどじゃないよね、と腰が上がらなかった私は若干浮きました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

11月13日昼 風琴工房「機械と音楽」

前回公演からの間に所属俳優さんが変わったりしたようだけど、熱い人間ドラマが展開されるのは変わらないでしょう。心を震わせたい。

再演らしいです。舞台はロシア革命時代。国が変動する中に生きて翻弄される、才能ある建築家や詩人たちのお話。

建築家の話だからか、舞台がとてもスタイリッシュ。斜めに通った白い舞台、バルコニーへむかうハシゴ、天井付近には赤い半円状の装飾。

そしてインパクトあるオープニング。ロシアっぽいコートを身にまとった俳優さん達が、華麗に舞う!風琴ぽくなくて意外!かっこいい。

ロシア革命からの歴史の流れの中での若い建築家達の出会い、交流。時代背景とか知らないので少しついていきにくい感じもありましたが、人間としての関わりや感情に焦点があるので外国設定に違和感はなし。

ただ、私の体調的にがっつり取り組む集中力に欠けちゃってたので、カタカナ言葉が続いたり政治関係の話題に触れたりしてるとどうもまぶたが…。生で演奏される音楽や効果音も心地よくて。

なので今回感じたのは全体の中での感情の揺れよりは、瞬間的な爆発ばかり。

たとえば、浅倉洋介さん演じる建築家イヴァンが自分の設計は全く実現されないと嘆き、友人の扇田拓也さん演じるギンスブルクと揉める場面。殴りあっている時、二人の師である佐藤拓之さん演じるヴェスニンが浮かべていた涙。支えてやりたい教え子なのに思うように伸ばしてあげられないもどかしさ、悔しさが、その涙目だけで。大の男の浮かべる涙がこんなにぐっとくるとは。一瞬息が詰まりました。

たとえば、イライラしたイヴァンが自分の書いた設計図を燃やそうとしたとき。同じ仲間の宮嶋美子さん演じるエレーナが設計図を守ろうと体を張る場面。彼本人でなくその才能への愛。そのストイックで純粋な叫びは、月並みなお涙シーンとも言えるかもしれないけど、まんまとハマってしまう。

こういう一瞬にして撃ち落とされる瞬間もあるから、お芝居は楽しい。

というのは自分に言い聞かせてるだけで、ほんとはしっかり観られなかったのをひどく悔しく思っておりマス。あーあ。あの瞬間も、もっと話に入ってたらもっと感動できただろうに。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

11月8日夜 クロムモリブデン「テキサス芝刈機」③

さすがに今日で私は見納め。東京公演半分、でも満足してない自分が怖い。

全員が看板張れるくらいの力強さだからね、楽しい。

痴漢へのトラウマと脱線事故を組み合わせてのお話もやはりじーんとくるし。まぁ、若干無理やり結び付けてるような部分はあるから、その辺は深く考えないほうがよいと判断し、流しましたcoldsweats01よくわからなくなったら深追いせずにさらっと。そうしたほうが楽しいから。

そうは言ってもやっぱりストーリー直結部分の後半のワレタさんの涙顔にはやられます。これは正面じゃなきゃ見られないのがもったいない。

今日はなんかちょっとしたトラブルにどきどき。音が途切れちゃったり、暗転が長かったり、電車が脱線しなかったり。でもこういうのがあるからこそリピートしてるわけで。そこでの乗り切り方がまたチームワークというかセンスというか。一緒にひやひやしながらどうこなしてくれるかのわくわく。ない方がいいアクシデントだし、これ1回しか観ない人にとっては災難だけど。

ちょっとしたサービスで芝刈り中の板倉チヒロさんが客席に降りてきたのもどきどき。すぐ近かったから余計に。

まぁ、自分の体調も含め、フィットしたのは昨日が一番。でもこのトラブル対処の柔軟さはさすが。そうやって乗り切ろうとする、そしてむしろ楽しんでさえいるような空気がたまらない。

大阪のホールは円形ではないのかな。そうなってくるとどうなるかが気になります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

11月7日夜 クロムモリブデン「テキサス芝刈機」②

もちろんのリピート。だけど期間が短すぎ。毎日通わなきゃならん。ストーカーになれるな。宝塚とかみたいに入り待ち・出待ちしそうな勢い。

角度が変わると見え方結構変わります。それも楽しみ。昨日は見えなかった顔が見えるはず。

昨日はかなり貪欲にがぶり寄りでがっついたけど、今日はある意味ぼんやり、ゆったり素直に。おかげでストーリーがほとんど入って来なかったけどcoldsweats01

かわりにパワーをがつーんと受けました。これこれ、私が欲しかったのは!何がどう変わったのか、全くわかんないけど、後半に伸びてくエネルギーがクロムクロムしてる。最高。

やっぱり初めての円形、だとか、鹿殺しと電車かぶってる、とか、いろいろごちゃごちゃ考えるから昨日は自分も楽しめなかったんだなって反省。楽しいことを楽しむためには、そのままするっと受けなきゃ。

たぶん俳優さん達もいい形で開き直ってほぐれたんじゃないかしら。そういうのって舞台と客席でも伝わるんだろうから。演者が緊張すれば客もそうだし、客が気張って観てれば演者も固くなる。

なんか劇場全体が一体になったような充実感。私だけ?ああ、幸せな余韻。帰る道々にやにやしっぱなしの気持ち悪い人になろうとかまわない。

浮かれついでにTシャツとDVD購入。いい客だな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

11月6日夜 クロムモリブデン「テキサス芝刈機」①

待ちに待っていたクロムの開幕です。今週は電気とクロムで埋めちゃった。円形がどう占領されるか、こっちが緊張するくらい。

先行でチケット取ったからセンター付近の最前列。まわりの人もそうなんだろうと思うとなんか親近感わきますね。クロム好き集合、的な。

電車での痴漢と脱線事故にまつわるお話。もちろんクロムだから一筋縄ではいかない。トラウマになる脳内世界を濃密に。

痴漢をする心理、された側の傷、その気持ちに起因する行動、笑いながらもすべて納得がいく展開。笑いにここまでこだわってるのに、意外に細かい気持ちの流れがあるから目が離せなくなるんです。

今回は円形のスペースのためか、俳優さん達がほぼ出ずっぱり。こっちとしてはずっと観ていられるのがうれしい反面、登場時のインパクトには欠けちゃう。いつもはそのタイミングでそういうふうに登場sign02っていうので楽しんでたのがなくって物足りない。

円形劇場だからなのか、全体的に暗かった感じも。もちろん、何かが起こるときの照明は強い。だけど最前列なのに顔が観えにくいなって感じたのは、ねえ。さびしい。

ほんと、クロムメンバーばっかりでずっと舞台上にいるっているのはうれしい限り。うれしいけど見せ場は薄い気がしちゃう。板倉チヒロファンとしては、抑えどころばかりが目だってはじけっぷりがもっとーって思うし、いつもの森下亮さんの暴れどころもないし。

クロムってだけで私の中ではかなりハードル上がってはいます。全体としてはテイストがちゃんと生きてるから楽しい。いつもどおりの衣装のポップさも大好き。渡邉とかげちゃんのコスチューム、かわゆい。チヒロくんの子供っぷりも。森下さんの衣装はほんといつもかっこよい。この衣装のセンスがまた私の大好きポイントなので。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

11月5日夜 動物電気「びっくり校長先生」②

昨日に引き続き、今夜も動物電気。一度観ててもわくわくする。

今日は物語をじっくり味わいました。電気ってドリフ的なお笑いが印象に残りがちだけど、いつも必ずほろりポイントがある。主宰の政岡泰志さんの照れながらの優しさみたいなのがとっても好き。

今回のそのポイントは政岡さん演じる女教師の感情。優しいだけじゃない厳しさも持ち合わせた愛情で教え子に慕われてるけど、卒業生が殺人を犯してしまい。その子をたたいたことを今も後悔し悩んでいる。

いやなことやつらいことや皮肉や毒なしで、楽しいことだけみていられればいいのに、の言葉に不覚にも涙が出ました。

ま、とは言ってもそんな時間はほんの一瞬。余韻も何もないまままた笑うのも幸せ。

それにしてもコバケンおもしろコーナーはなんで何回観ても笑えるのかしら。初めて電気を観た時には、舞台上で毎日観ているはずの劇団員さん達が素で笑ってるように見えたのが不思議だったけど、確かに同じこと毎日観ても普通に笑える。うーん、やっぱりこれは小劇場の器を越えてるから?

今日のイベントは辻修DAYでご本人登場。過去映像もトークもめちゃくちゃおもしろくっておなががつるほど笑いました。次の公演は出るのかな。観たいなぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

11月4日夜 動物電気「びっくり校長先生」①

久しぶりの実家に帰るような安心感のある動物電気。しかも駅前劇場での公演てのがうれしくてたまらない。

舞台は地方のお寺。住職は小学校の校長先生で、ちょっとおかしな先生だけど、寺に新任の先生を住まわせたり、地域のお祭りの話し合いや打ち上げをやったり、地域に根付いた活動をしています。校長のお姉さんも先生で中学に勤めてるけど、いい先生なのにあるトラウマがあって…。

今回は以前からの劇団員が休んでたり抜けてたり、新人が本格的に出演してたり、っていう変化はあるのに、やっぱり感じる安心感。よかった、変わってない、おもしろさも温かさも。

変わらないっていうマンネリにつながるリスクをものともせず、やりたい形を貫いている。出演者が変わろうが関係なく。少し下ネタは多いような気もするけど。まぁゲラゲラ声をあげて笑いまくった上で、しんみりほろり。

今回は森戸宏明さんが大活躍。なんか要所要所でいい雰囲気。子供からおっさんから変態まで。

終盤のコバケンタイム。連休中の本番で流血事件になるほど激しくやっちゃったらしく、ちょっと痛々しさもなくはない。だけどおもしろさはばっちり。

終演後のイベントは過去の劇団員たちの同窓会企画だったけど、あんまり実際には来ていなかったからちょっと物足りなったかな。写真や映像をトークでうまく盛り上げていましたけど。あと時間が短いのがもったいない。

いつものことながら、一回で終わらせるつもりはなし。今週は楽しい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »