12月15日夜 劇団競泳水着「プリンで乾杯」
競泳水着トレンディドラマシリーズの集大成。トレンディドラマっていうワード自体に郷愁を感じる世代としては、観るよね。
仕事終わってうとうとしてたら、開場時間に間に合わなくなっちゃった。10分過ぎただけですごい人。平日なのに。椅子席がほぼ満杯のため、最前列に陣取りました。
バイト仲間でルームシェアを始めて早5年。音楽家をめざして留学するつばき(大川翔子)、転勤する亮平(澤田慎司)、デキ婚したまこと(佐野功)、ついに家が壊される時に皆旅立ち、一人残ったのは亮平の元カノ・郁子(川村紗也)。かつてのルームメイトに告白されたり、バイトの上司と不倫したり、恋を探して悩むけど、結局落ち着いたのは…。
ほんと、憎たらしくなるくらい王道のトレンディドラマ。どこかに石田純一出てきて恋を語りだすんじゃないかってくらい。トレンディドラマと言う枠組みがどういう形で出来上がったのかしらなくても、こういうものかと納得させられる絶対的な力を感じちゃう。
まわりを固めるキャラやエピソードが、それらしさをうまく演出。パリの留学先で回想させたり、バーという別空間で出会いを作ったり。主となる部屋とそれ以外の場面のバランス、時系列の並べ方、その説明しすぎないさりげなさが次への展開へ期待をふくらませてくれるんです。
登場人物はある程度場所に固定されているから、会話する相手は完全に限定されてる。バーの店員(永山智啓、辻沢綾香)はそこの客としか話してないし、パリでつばきと知り合う学生(渡邉とかげ)の会話は完全に二人きり。つばきの音楽仲間(和知龍範)も相手はつばきだけ。なのに全然ばらばらな印象はなく、ちゃんと部屋メンバーに収束している。それって結構すごいことな気がする。せっかくだからこの路線でがんがん攻めていってほしい。こういう作り方はなかなかできないことだから。
バーのマスター役の永山さんがストーリーの外での笑い担当。珍しいな。それも狙ってるんだろうけど、妙に上品で激しくないところがすごく好感。こんなふうに笑いってとれるのね。一人二役も、まさかこう出るとは。こういうふうに使っちゃおうと思った上野友之さんに敬服。
アフタートーク前のバーの開店、待ってました~。なんせ前回公演で作ってもらったカクテルがおいしくてハマり、しばらくうちでも作ってたくらいですから。今回もおいしかったです。もう一杯飲んじゃえばよかったな。
あ。せっかくスプーン持っていったのに、プリンもらうの忘れちゃった。あーあ。
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