12月25日夜 カブ)牛乳や「革命前夜」
劇団名のユルさと今回のタイトルの硬さのギャップがどうにも気になりました。初めて観ます。年末も迫ってまいりましたが、まだまだいい出会いがありますように。
結婚式前日のカップルが眠りに就くとき。女が昔の先生との肉体関係を暴露したことに嫉妬しながらも明日に備えて。が、彼が目を覚ましたのは男と女が戦争する世界だった。。。
なんだかよくわからない展開でした。普通のドラマのように始まりながら、単にふざけてるような捕虜たちの場、体を張ったローションプレイ。なんなんだ?これ、と思いながら気付けば夢中になって。
シリアスなんだかおちょくってるのか、アドリブなんだか作り込まれてるのか、全く読めない。ねっとりと絡み付いたかと思えばさらりと流れる。不思議な感触。
ストーリーの流れや場面のつながりはあるのに、強烈なインパクトのある瞬間にブツ切れる。なのに徐々に徐々にまとまっていく感じはある。表かと思ってついていっていたのに気付けば裏返ってて、それでもどんどん進んでみたら元に戻った、みたいなまるでメビウスの輪。
捕虜になった男たちが食事も水も与えられないまま一週間、の場面がすごく好きでした。言葉とそれの表すものをズラしていき、「電話」という言葉が表すのは「食事」、「メール」が表すのは「水」と設定。お腹がすいたら「電話をくれ〜」と絶叫する。あまりにも渇いたからお互いの尿を飲みあうことにした彼らは、互いの股に顔を近付け、「メール一斉送信!」。言葉じゃ伝わりにくいな。こういうバカバカしさ、大好き。
ロミオとジュリエットネタの毒薬を飲んじゃうシーンは美しくて好き。ウソ臭いのに、それでもきゅんとしちゃう。
この妙な空気、ちょっとクセになりそう。変なの。
| 固定リンク
「演劇」カテゴリの記事
- 電動夏子安置システム「3483」2018.02.09 19:30(2018.02.10)
- MCR「貧乏が顔に出る。」2012/9/23 19:00(2012.09.24)
- 「日本の問題 Ver.311」2012/3/8 14:46(2012.03.09)
- ひょっとこ乱舞「うれしい悲鳴」2012/3/7 19:30(2012.03.09)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント