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12月26日夜 東京デスロック「その人を知らず」

東京デスロック、東京での見納め公演。まぁキラリ富士見での活動は仕方ないにしても、東京で活動しませんって宣言しなくてもいいんじゃない?東京のファンを見捨てるなんて。。。と腹も立ちましたが。だったら観られるときに観ておかなきゃ。じゃあファンやめる!って強気に出られないのが惚れた弱み。

三好十郎さんの戯曲。公共化される前なら原作のままだろうから、今回は予習せずに楽しみましょう。

戦時中、信仰を理由に出征を拒否したクリスチャンの男がいた。非国民と罵られ、家族までひどい扱いを受けても。が戦争が終われば戦争反対した男として英雄視されて。それでも男や周りの人々が受けた仕打ちは消えたわけではなく…。

休憩込みで3時間弱の超大作。でもまったく飽きることなく食い入るように観ました。

古典戯曲でも構成をすれば、ある意味演出の都合がいいように抽出・凝縮して観せたい部分だけを観せたい形で並べることができる。それはその演出家が好きであればあるだけ楽しいし、魅力にもなる。だけどまっさらの原作に対峙したときどうなのかっていうのは、正直とっても興味津々。デスロックは物語を伝えるという部分を放棄し、開演前にあらすじ解説をしてきただけに、その部分をも担っての上演はいかに。自分が好きと思った相手っていう保障しかないわけで。

結論としては私の期待は裏切られず、好きなものはやっぱり好き、と言うことができました。原作のもつ世界を過不足なく伝えた上で、ここでデスロック作品として観る意味を持つ。だから長さとか関係ない。

脚本としての強さもかなりのものなのでしょう。リーディングでもおもしろいかもしれない。でもそれを今、この俳優さん達が演じていることにまた力を感じられるんです。机の上で窮屈にしている姿だけでおもしろい。クリスマスの飾り付けをされてる姿がおもしろい。鏡に向かって訴える後ろ姿がおもしろい。空襲にやられる姿がおもしろい。

そして何より、磔にされている夏目慎也さんの姿だけでも十分おもしろい。

私の感覚としては休憩なしでぶっ続けのほうがよかったな。集中やわくわくを切らなきゃならなかったのが惜しくて。

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