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12月5日昼 散歩道楽「レモンスター」

初めての散歩道楽。脚本提供とか外部演出では太田善也さんてやたら見かける気がするけど、それすらほとんど観たことないかも。

その昔剣術の達人と村一番の美女が駈け落ちし非業の死を遂げたという伝説が伝わる村にて。二人の魂を鎮めるために今も神社には二人の持っていたお守りが納められていた。ある日村に見知らぬ男が現れ、お守りが盗まれて…。

登場人物が多いせいか、かなりてんこ盛りな印象。がつんと芯になるものが感じられなかったです。過去の伝説の二人、先生と教え子の禁断の愛、妻と別れ村にやってきて記憶をなくした男、などなど、つながりはあるんだけど私には把握しきれなかった…。

笑いどころは結構あるのになんかテンポが悪く、気付くと笑うタイミングを逃してるっていう、もどかしさ。笑うならあと一秒前だった、もう次行っちゃったよみたいな。

美しい物語だし、美術も照明も素敵なのに、うーん、この記憶に残らない感じはなんだろな。パンチが足りない。

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