12月31日夜 東京デスロック「その人を知らず」③年越しバージョン
いよいよ公共化の瞬間、年越しバージョン。
夜中だからデスロック得意技の爆音が使えないらしい。どうするんだろ。
始まり、君が代から。厳かでよかったな。一気に戦時中気分になる。
公共化と言っても基本台詞は切らずにいく様子。なんか安心。長くても素敵な作品だから。
やっぱり前半、空襲が来る辺りからがとても好き。高揚する。
今回、ほんと言葉とかストーリーが生きている。三好十郎っつう人のホンはすごい。深夜の一芸大会での多田さんの朗読でもそうだったけど、早口棒読みでも伝わる力がぞくぞくする。自分の感覚としてどうしても言葉に頼ってしまうので、そこが強いと好き度合いが高まっちゃう。
音が弱いのはやっぱりさびしい感じはしたな。めりはりというか。
でも一幕の終わり、普段ならアゲアゲで終戦なのが、この日はぶすっとしたまま黙々と。終戦の複雑な心境、私はこっちのほうがしっくり来た。音がない部分でのお気にいり。
仕事してから駆け付けたから、深夜になった後半はちょっと眠くなっちゃった。だから余計爆音ほしかった。
終演後新年会も兼ねつつキャスト・スタッフの一芸大会。かなり楽しかった。一芸って意外なところに潜んでるんだなって感心します。発想次第で。
とても充実した年越しとなりました。
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