三田村組「動員挿話」 2009/1/10 14:30
このところ若い作演出家とのコラボをしていた三田村組が岸田國士作品を。
日露戦争に動員されることになった少佐の家にて。少佐は馬丁を供に連れていこうとするが、馬丁はお勤めを果たしたいという男としてのプライドはあるものの、離れ離れになりたくないと少佐に歯向かうまでする恋女房に逆らえず、少佐の命令を断る。でもやはり気持ちは揺れ続け、ぎりぎりになって戦地に行くことを決意。夫の意志が覆せないと悟った妻の行動は…。
さすがによくできた作品だけど、なんだか物足りない。すっごく通り一遍に感じてしまいました。なんでだろう?
夫婦の愛の姿に感動はする。でも生身の身体から発せられたというより、台詞としての言葉の意味の方が勝ってしまっていたように感じました。だから理屈では感動するけど体が反応してこなかった。妻の情念をもっともっと感じたかった。
私、動員挿話も三田村組も観たことあるつもりで行ったけど、どうやらどっちも初めてみたい。記憶がおかしい。
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