モダンスイマーズ「夜光ホテル」 2009/1/11 18:00
うわぁ、ついにやっちまった、チケット取り間違え。夜のチケット取ったつもりで会場に向かう途中にチケット受け取ったら、昼のを取ってた。しかも珍しくぴあなんか利用しちゃってたから、お金は引き落とし済み。あぁん、損した。まぁせっかく来たから当日券で入りましたけど。倍額かけて観せていただきます。くそっ。でも入れてよかった。
しかもさすがNHKの奴、当日券の待遇なんだか悪い。そもそも開場したかを外にアナウンスしないもんだから、みんなずっと外で待たされてましたよ、寒い中。
でも作品の出来はかなり満足。去年の5月の初演は観たから、話はわかってたけど、今回の方が私の中ではよかったかも。
スイートルームバージョンてことで広々したいかにもなお部屋。初演のせせこましい中での空気がどうなっちゃうかしらと心配だったけど、意外にも距離感が吉と出てる。男同士の関係性、キャラが、広い舞台の中で少しずつ動いたりすることでつかみやすかった。
例えば終始黙ってゲームしている春文(古山憲太郎)。群れから離れていることは変わらないけど、部屋の中での動きがあるので、今起こってることへの関心の度合いや関連の高さを計ることができる。狭い部屋だと存在感が邪魔になって中心で見せたいことが薄まっちゃってたけど、今回は関係ない場面ではうまくフレームアウトできたような。
直人(津村知与支)がよく動き回るから無邪気なキャラが引き立ち、他の動かない人との対比が生まれて。
一つ難を言うとしたら、ホテルの従業員のキャラ設定。前のビジネスホテルならあんな態度も納得だけど、スイートがあるような一流ホテルの従業員の教育があれじゃ困る(笑)
それにしても、あれだけの空間を俳優5人だけでしっかり埋め尽くしていたのには驚嘆です。緊迫した空気は薄まることなく行き渡っている。
うまくモダンスイマーズの色を生かした作品になってました。よくやった、NHK。放映が楽しみだな。願わくばアップより全体を映してほしいな。
| 固定リンク
「演劇」カテゴリの記事
- 電動夏子安置システム「3483」2018.02.09 19:30(2018.02.10)
- MCR「貧乏が顔に出る。」2012/9/23 19:00(2012.09.24)
- 「日本の問題 Ver.311」2012/3/8 14:46(2012.03.09)
- ひょっとこ乱舞「うれしい悲鳴」2012/3/7 19:30(2012.03.09)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント