劇団銀石「写楽コンプレックス」2009/1/29 19:30
桜美林系の劇団はやっぱりキャンパスが遠いからなかなかお試し、って気分にはなれません。でも、だから、都心で公演がうてるようになれるってことだけで信頼できちゃうかも。
東洲斎写楽を題材に。過去を捨てようと母親を姥捨て山に捨てたトラウマを持ちながら、浮世絵を描こうと苦労を重ねる写楽。一方で世界的には新大陸発見の動きなどがあり、写楽の作品は世界でも高い評価を受け。。。
当日パンフにあるとおり、本当にすごいエネルギー。これでもかとぶつけてきます。またそのテンションを全員が揃えてるからすごい。楽しい。かなり俳優さん訓練してるんだろうな。
ただマックス状態でずっと続くので、私は全部を受けとめ切れなかった。圧倒されてぼんやりする瞬間ができてしまい、言葉がとどまらずに流れていってしまいました。せっかくのパワーが逆効果に。。。抑える部分もあるとじっくり味わえたのに。
私の趣味ですが、衣装がとっても好き。カラフルでポップで。髪の色から足の先までちゃんと作りこまれている細やかなセンスがいい。写楽の母・ゴクロウのスニーカーが片方だけ折り返されて柄が見えてたりとか、北斎の髪飾りとか、ルノワールのタイツとか、伊能忠敬の髪型が場面によって変わったりとか、セザンヌの手のペイントとか、もう大好き。
交流もあるせいか、雰囲気は柿喰う客に通じるモノがあります。しゃべり方や動き、コトバでの遊び方まで。今回は類似点が気になっちゃったけど、育っていき方は違うはず。だから次がどうなるか、楽しみ。
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