コマツ企画「汝、隣人に声をかけよ」ドゲスバージョン② 2009/2/12 19:30
ドゲスバージョン2回目です。ドゲスの千秋楽。移動の電車内でも気味悪く笑いながら。
ものすごくもったいぶって語りたいところですが、どうにも我慢できないので簡潔に述べさせていただくと、楽しすぎ、大満足。
まず、作品として。本当に種々様々なシチュエーションが並んでいるので、その日その時でいろいろな感情が沸き起こってくる。これって実はすごいんじゃないかと思います、リピート好きの私としては。同じ場面でのその日の感じ方の違いはある。けど、観るたびいろいろな場面で心動かされるっていうのはそこら中に仕込みがされてるってこと。たいてい好きな場面とか印象に残る場面っていうのは回数を経れば絞られてくのに、この作品は逆に広がる感じがします。各場面が大切にされてるから、完成度が高まるにつれ浮かび上がってくる気持ちがいろいろで。
今日の私のポイントは、障害者施設の新入りボランティア・アズマヤ(東谷英人)と障害者の姉(横山真弓)の会話。自閉症の弟はいじめられっ子とかを確実に見抜くっていう、それが怖くて。アズマヤの表情はビデオ撮影でアップにされてもそのキョドり具合がなかなか。
冒頭のボーイズバー、ボーイの本井博之さんと客の平間美貴さんの視線のあわせなさ具合というか、話の進まなさ具合が、おかしい。つい脱いだ本井さんを見ちゃいがちだけどその場の不穏な空気が居心地悪くて好き。
数々のシーンのつながりもスムーズにおもしろくなってきている気がします。全体がわかっているせいかもしれないんですが。
ドゲス的見地から。名場面が脳裏に焼き付いてます本井さんのむっちりした体、こまつさんの二プレス、変態市会議員カワシマの及び腰、ついにはダイちゃんまでパンツ姿。思い出し笑いをくりかえしちゃう。
そして。。。強く強く願えば思いは叶うものだ一糸纏わぬ板倉チヒロさん。歓声が上がってました。私か
美しい上半身と、ご立派な下半身にメロメロです。ギリシャ彫刻風に飾っておきたい。作品の中では女の敵、エゲツない男の役だったけど、裸で女に襲い掛かる目の虚ろさとかすっごく怖かった。猟奇的に狂った男、その迫力が裸になったことでよりリアルになってて。ともあれ、ごちそうさまでした。嬉しい。
テレビ観ながらこれ書いてたら、浦井さんの声がしてびっくり。あ、「いぬのきもち」のCMだ!舞台上とのキャラの違いにとまどうなぁ。
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コメント
初めてお便りしてしまいます。tetorapackと申します。3か月半前にCoRichにコメントを寄せ始めたころから、めっこさんのこのブログ、参考にさせていただいておりました。
私もコマツ企画の本公演のドゲスはこまつさんからメッセージいただくなどで行きたかったのですが、スケジュールの調整がつかず行けませんでした。うー、めっこさんのブログ読んで、やっぱり観たかったとの感がドバーと広がっちゃいました。
板倉チヒロさんは、私もレドモンを観て、本人とおしゃべりしました。すごくよかったので。CoRichでは私は★5つ。でも、めっこさんは、そのレドモンを3回も観るなんて。本当に、めっこさんのコメントは面白いし、よく分かる。
あっ、それと、こまつさんの二プレスって何でしょうか? どんなシーンなのでしょうか? よかったら教えてください。
これからも、たまにコメントさせてください。
投稿: tetorapack | 2009年2月14日 (土) 00時39分