角角ストロガのフ「人間園」 2009/2/26 19:30
角角ストロガのフの王子進出。出演者の多彩さに唸る。こんな顔ぶれ、どのようなまとめるんだか。
入るなり、ああこういうセットね、と旗揚げ、番外を思い出しうなずき。高さをうまく利用して、上下左右真ん中にさまざまな場面が組まれてます。教室、職員室、産婦人科、などなど。
ストーリーは、うーん、よくわかんないけど、タイトルが言い得て妙。生きていく業のようなモノを軸にしてる感じがします。倫理の授業で、アダムとイブの罪と悪の話から、人間がしてはいけないこと3つ、人を食べること・殺人・近親相姦を挙げたり。そこをベースにクラスメートの強姦・自殺、教師主導のいじめ、母親の溺愛、不倫愛、監禁、名誉欲、などどろどろと並べていきます。
内容がてんこ盛りだから、正直把握しきれなくなったけど、それを乗り越える負のパワーで全く気が抜けませんでした。
とにかく変態だし狂人だし、なんだけど生真面目で真っすぐすぎるくらい真っすぐ。ベクトルは間違っていても迷いないパワーで生き抜いてるところがキモチワルくて好きです。
いじめの標的になる生徒役の犬塚征男さんのいじめられ役から抜け出ていく様子が迫力。いじめられる器じゃない目の光が。。。母娘二役の菊地奈緒さんの幅の広さもびっくり。どちらかというとしっかりした人役の印象があったから、はかなげな女子高生から息子溺愛のエキセントリック母まで演じちゃうとは。
そして私の今回の俳優さんで最大の収穫は先生役の立浪伸一さん。冒頭から尋常じゃないイッちゃった目。怖い。学校教育、教師であること、生徒というもの、理想を高く高く掲げ信じ抜き、追いかけていく。間違ってるのにすごい力で突っ走るのが快感でもあり、背筋が凍る怖さでもあり。それだけならただの狂信者で片付くのに、変なところで生徒に邪念を抱いちゃったりするから、人間であることを思い出させられてますます怖くなりました。
それにしてもこのパワフルさ、はじけ方は、これまでの手探り状態からちょっとこの方向で間違いないんだっていう手ごたえがでてきたって感じ?こぢんまりするよりずっと楽しくって好き。でも舞台の作り方にしても、食べることに対する固執にしてもちょっと似通った感じでカラーができてしまうのはもったいないかな。全然違う形も観てみたいような、このままのキモさで突っ走って欲しいような。。。
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