柿喰う客「恋人としては無理」 2009/3/9 19:30
一年ぶりに横浜まで来ました。土地勘がないっていうのは困るけどおもしろい。STスポットも行ったことあるつもりでいたら、全く行き方わからず。どうして行ったことあるって思い込むんでしょ?柿喰う客からのメールを確認してようやくたどり着きました。よかった。入り口、金髪の兄さん立ってんな、って思ったら玉置玲央さんでした。箱庭円舞曲終わってまた髪型変えたんですね。うらやましい。
柿だから開場前から並ぶだろうとは思ってたけど、開場20分前、開演からだと50分前に着いたのにそれでも整理番号19番!熱心さにもほどがある。楽日だってのもあるんだろうけどすごいです。
1時間くらいの短さって聞いてたから、それなら、と一番前の座布団でかぶりつき。
イエスくんとその弟子たちがエルサレムの聖地を訪れるお話。
キリスト教の源なんて大それたネタを扱ってもあくまでも柿バージョン。登場こそすーっと厳かに入ってくるけど、一瞬の後にはいつもの。
去年の夏以来の劇団員同士のテンポいい掛け合いだったから、懐かしさに駆られました。たった半年なのに。と同時に若干のおなかいっぱい胸焼け感も。あれ、私ちょっと飽きてきてる?
っていうのは一瞬だけで、やっぱりあの勢い・力強さ・テンポ・キレ・滑舌、心地よかったです。どんなに飛ばしても、間やらタイミングの計り方は見事でした。
完全に本公演ならば役の数だけ俳優を揃えたんでしょうけど、もともとが海外公演、今回も旅公演なので、少数の俳優による多数キャラの描き分けという普段の柿ならあまり観られない形。さまざまなアイテムをパスすることで役が変わってく、というルールの下にお話が進みます。
元がフランス公演っていう言葉が通じないことが前提だったせいか、見た目にわかりやすいってのが明らか。派手に感心するほどのアクションってわけじゃなく、わかりやすく伝えるためのアクションが多い。そういう目で見ちゃうせいかな。おじいさんとか動物とか酔っ払いとか。
弟子たちを運ぶ動物を演じる七味まゆ味さんのポーズや表情、めっちゃかわいかった!
ぶんぶん勢いで押してったけど、物語の緩急で後半、ちょっと静かな進行になったのがテンポダウンに感じてしまいました。1時間の公演ならガーっと通り過ぎて欲しかったな。
ツアコン役のご当地ゲスト、中野成樹さんののほほんとした雰囲気が、柿とは全く違って浮いてるのになじんでておもしろかったです。
西に行ったら深谷由梨香さん、玉置玲央さんも混じるんですよね。どうはまるのか観たかったなぁ。
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