クロムモリブデン「空耳タワー」① 2009.6.16 19:30
半年以上も待ち続けてました。クロムモリブデン。1月からの長い稽古の末、さらに大阪公演を済ませて。静かなクロムって銘打ってるけど、全く想像つかないな。
かなり興奮してわくわくしながら赤坂へ。今日は最前列です。最高です。悪い席割引がどこなのかすっごく気になる。
大好きだった女の子ナナミの背中を刺しちゃったケンジ。息子をかばいナナミの介抱をする母。助けて命の恩人のフリをしちゃえばいい、と。拾った携帯を事件現場に落として犯人をでっち上げて。携帯をなくしたザイツは犯人として疑われるけど、犯行時間はお芝居を観ていた、とアリバイを主張する。けどうっかり眠ってしまいエンディングを思い出せず…。警察を抜け出したザイツはその劇団の主宰エトウの元へ乗り込んで。
って書いてみるとなかなか普通のサスペンス。でもでもいやいやそんなそんな、クロムですから。キャラ押しの小芝居顔芸てんこ盛りで攻めつつも、ちょっとどきっとするような辛辣な台詞が吐かれたり。演劇を揶揄するような言葉がおっかしくってたまらない。
後半の「静かな」クロム、なんだか呆気にとられてぼんやりしてしまいました。なんだろな、この感覚。刺激が強すぎて一周して口をあんぐり。たぶん解釈の分かれる場面であり、いろいろ想像したり頭をフル回転させたりするべきなんでしょうが、そこにたどりつけないほどのパワーでした。一番前だったせいかな。
でもこれだけあんぐりさせられたら、次回以降の楽しみ方がいっぱいある~
リピートは当然なので。
今回はきれいな女優さんが普通にきれいな役をやってたのが意外でした。セクシー刑事役の木村美月さんや刺される女役の幸田尚子さん。改めて見ても美人~。けどやっぱりそれだけじゃ収まってない部分がぽろぽろとこぼれているのが素敵。
ま、板倉チヒロファンとしては、ゲイ姿から目が離せませんでしたけど。私の大好きなヘドウィグやピンクフラミンゴのディバインに負けてない悪魔的な風貌。あの姿がこれだけしっくりくる日本男児がいたとは。一挙手一投足、顔やら声遣いやら隅から隅まで舐めるように見てしまいましたよ。飛び道具ではあるけど押さえるところは押さえてて、やっぱりホームだなぁ、と。しばらく客演での顔ばかりだったから逆にこののびのび生き生きはじけてるのが新鮮。
あ、でもそれはほかの俳優さんたちも、ですね。客演先で次々と拝見していた顔と違うクロムでの顔。今回はゲストも一人だけなので本当にクロムオールスターズな感じがして、すっごく楽しかったです。
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