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渡辺源四郎商店「今日もいい天気」 2009/11/5 19:30

大好きななべげんが東京に来てくれました。ほんとは青森のアトリエ公演で観たかったけど、まぁそれは贅沢すぎ。

再演作品だそうです。

一軒家に暮らす男4人、父、長男、長女の夫とその息子、そして年老いた猫。一家の太陽だった長女が亡くなってから侘しいながらも4人で助け合って仲良く過ごしていたが、猫が行方不明になったある日、家政婦派遣センターからモニターとして家政婦が送り込まれて…。

タイトルからもわかる通り、サザエさん一家がモチーフ。一家の25年後くらいかな?名前が微妙に似せられてる。台詞の端々にサザエさんの名台詞が出てきてほのぼの。

死に際は誰にも見せないという猫が、最期に一家のために、一家のみんなが一番逢いたいであろう人に化けて現れるという優しいファンタジーではありますが、生きる張り合いやさびしさをひしひしと感じさせてくれます。実年齢に近い俳優が方言で演じるといったリアリティだけでない、そこに生きている魂のようなものにがつんとやられる。そこがなべげんの素敵なところ。畑澤聖悟さんの作家としてだけでない演出家としてのすばらしさだなぁって思います。

奇を衒わず、単々とした日常だからあれっというところで感動させられちゃう。食卓を囲むシーンが何度もありますが、本物のご飯でちゃんと匂いをただよわせてるのもうれしい。幸せのおすそわけ。

次回公演は来月にすぐあるみたいだけど東京公演なし。ますますアトリエに行きたくなるな。

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