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メタリック農家presents「累累!」 2009/12/4 19:00

ひゃあ、豪華すぎるラインナップの5本立て。古市海見子さんや福田高徳さんや今城文恵さんといった農民たちがいないのはややさびしいけど。

私、劇場に来てアンケート見るまで「牛」と「泡」が再演だってことに気付いてませんでした…。観たくせに。しかも「泡」は葛木英さんと板倉チヒロさんの(私の中ではbleah)伝説の富士ロックの中の一つ。私が板倉さんのカラダに見惚れたアレなのに。思い出して今回のキャストを当てはめてニヤニヤ。

1本目「鏡」ご飯が食べたいという父を変態扱いし、朝からAVを観る母と娘と息子。家族の朝の風景、なんだけどお父さん以外はなんだか様子がおかしくて。テレビでもお馴染みの半海一晃さんを駅前劇場で見られるなんて。おかしくなっちゃった家族に仲間外れにされておろおろする様子がかわいい。

2本目「牛」以前WHAT COLORで上演された作品です。風俗嬢モモコと鼻輪を付けた男・マツサカの恋の話。タイトルをしっかりインプットして観ると細かく細かく笑えます。いけだしんさんの勘違いイケメンぶりが好き。日替わりゲストはここに登場。今日はJJポリマーの成田優介さん。ゲストのメンツがかなりキャラ濃だからどう違うのかすごく興味津々。

3本目「型」ドール風な少女を溺愛する男の話。少女に言葉はなく、ほぼ板倉さんの一人芝居状態。さすが葛木さん、板倉さんが生き生きするキャラをよくわかってる。新しさはないかもしれないけど、キモさとかわいらしさと切なさと狂気にきゅんとします。少女役の酒井杏菜さんも何もせず、されるがままの演技はすごい。無機質な表情と生き物ではないモノとしての自然な動かされ方がそそります。楽しい二人きりのクリスマスかと思いきや、ラストでぐわっと凄味がありました。

4本目「器」唯一の映像作品。女体盛りの器である女と、盛り付け側の板前の恋。エロさと純粋な恋心のバランスも乙女チックで微笑ましい。映像あること前提にセットが組まれているから、前方の席でもスクリーンが観にくいってことがないのがうれしい。そのぶん芝居のときのセットの出入りは考えただろうけど。

5本目「泡」人魚の男とその男のためにひたすら尽くす女の歪んだ愛のお話。初演を思い出してしまうと、そっちのほうが好みかなあ。板倉さんの甘えたりいじけたりが絶妙だったから。岸潤一郎さんだとおもしろいけど男らしすぎて。高木珠里さん演じる女との間の心の軋みがちょっと感じられず。高木さんの強いのにいたいけな雰囲気にはきゅんきゅんやられましたが。

こうやって並べるとメタリック女王の作風が色濃くみえるものですね。長編一本観るよりエッセンス凝縮されてておもしろい。これだけしっかり俳優さんに支えられて完成している世界だけに文章だけになる小説はどんな形にまとまるのか、期待もあり、危惧もあり。

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