開幕ペナントレース「ROMEO and TOILET(帰国凱旋バージョン)」 2009/12/18 19:30
演劇ともダンスともつかないおかしなパフォーマンスを見せてくれる開幕ペナントレース。今年の夏はNY公演をやってきたということで、今回は帰国凱旋公演。
バカを思いっきりやりきる姿勢は変わらず。
中身は説明のしようがないんですが、意味を求めちゃったらまったくわからないめちゃめちゃなモノ。セットなしでトイレを身体だけで表現し、そこに駆け込んでくる人を描いたり、全員ロミオに扮してバルコニー場面を作ってみたり、銀河鉄道になってみたり。笑いはあるけどコントではないし、身体を張るけど悪ノリはしないし。
私は地味に身体を痛めつけていく様が大好きみたいで、空気椅子みたいな観ててもあまりわからない形で疲れていき、息を切らしていく様子にわくわくするようです。だからここのパフォーマンスのような疲れ方、おもしろくって。
なんとも無駄なところで身体を動かし、じっとしている場面では妙に疲れる体勢をとったりするんですよね。
それが好きなのに、今回はずいぶんおとなしかったみたい。
まず残念だったのはトレードマークのアフロを外しちゃって。人種的なうんぬんがあったとアフタートークでは言ってましたが、新聞紙を使った妙なかぶりものでは今ひとつ迫力足らず。
海外公演っていうとたいがいの公演でどうしても言葉の壁を意識するのか、なぜか普段の勢いを殺す傾向にあるように感じます。わかりやすいようにわかりやすいように、ってなるのかな。この作品も、表現ていうか見せ方・見え方を派手にしているけど身体の張り方が足りないように思いました。顔芸とか体のくねらせ方とか小手先な感じで。
必死に踏ん張って辛い顔が見たかったです。ってそういう書き方すると私、やばい人だな
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