エビス駅前バープロデュース公演「したごころ、」2011.3.1 21:00
エビス駅前バーもずいぶん久しぶりだな。バーの雰囲気好きだし、この企画自体CoRichの舞台芸術まつり一時審査も通ってるからどうにかして観ないと。こういうとき公演回数多いと助かります。
イケてない女性バーテンダーとその幼なじみを軸にバーを訪れる人々の騒動。ホストとその彼に入れ込む金持ちの女性、結婚詐欺の女性と彼女を探る探偵、結婚直前にマリッジブルーで結婚解消した看護師とそのヒモ。
ちょっとした心のすれ違いを丁寧に刺激的に描いて、とってもわくわく。
やっぱり一緒にバーにいる気分を味わいながら、隣の人の感覚として味わえる臨場感が楽しい。近い分段取りに見えちゃう部分もあるけど、それも含めてその場に居合わせてるって感覚。
わりと初めて観る俳優さんも多かったけど、蒻崎今日子さん演じるバーテンとその幼なじみを演じる伊丹孝利さんの困った感じがおもしろかったです。ちょっと不器用なバーテン、っていう役柄はJACROWでは観られない感じの蒻崎さんでかわいらしく、それを支える料理上手で気が利く伊丹さんは気弱そうな佇まいなのに最後にはちょっとかっこよくって。
今回はバープロデュースだったんですね。そういうのっていい。場の持つ力を知ってそこに演劇が取り込まれていくっていう形、いろいろ広がればいいと思う。戯曲から場に持っていく形ではなく、場から発生する演劇。学校とか図書館とか役所とか飛行場とかいろいろできそう。
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コメント
わ!終演後せっかくのバーだったのに・・ご挨拶できなくてすみませんでした。
ありがとうございました~~♪
投稿: かものはし(蒻) | 2011年3月 7日 (月) 12時18分