KAKUTA「グラデーションの夜《黒の夜》」2011/4/23 14:00
KAKUTAのリーディング2週目。劇団としては珍しいというホラー。
またもや古本屋の七重を中心に据えて。桐野夏生「デッドガール」、今邑彩「ささやく鏡」、阿刀田高「迷路」。
いやいやいやいや、話怖い。うわぁって思う。けど全体としてはそれほど怖くなかった。
語りの怖さに対し、若干演じ手側の雰囲気のちぐはぐさを感じました。
好きだったのは3話目、迷路。都合が悪くなった相手は家の井戸に突き落とし抹消していた男(佐賀野雅和)。落としても落としても井戸はうまく相手を消してくれていた。自分の母親までどうにもならなくなって井戸に落としたら。。。って話。
佐賀野さんのひょうひょうとしながら、根に持って相手を消していくその怖さに加え、母の怨念がオチとして強く、ぞわぞわ。
流れとしてみると、オリジナルの話がどこかこじつけっていうかちょっと無理がある、って感じてしまい、せっかく七重(原扶貴子)が話を繋いでいく、っていうよさが薄い。むしろご都合な空気が残ってしまう。
アフタートークがめっちゃおもしろかったです!雪山素子出演!傍若無人な遠慮ナシの暴言サイコー。だからこの回売り切れだったのね。
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