東京デスロック「再/生」横浜・タダフラver.② 2011/7/24 18:30
最後に追加公演出ました!タダフラバージョン。どうにかしてもう一度観たくて、追加を待ちに待ちました。
流れがわかっているだけにどれだけ楽しめるのか、それを楽しみに。
おそらくデスロックバージョンと比較すると、妄想の余地は限られます。ある程度のストーリーもあるし。3回繰り返すことでの効果も、それほど広がるわけではなかった。
それなのに、なんなのかすごい興奮。エネルギーをもらう、元気になる。
スタートがとっても嫌な気分になるせいなのかな。やっぱり先がない、死に行く若者という悲壮感は拭えず、いや、いや、やめて、もうそれ以上行かないで、行っちゃダメっていうテンションから始まります。
2回目、3回目と進むといろいろシチュエーションは楽しめました。けどそういう細かい妄想じゃなくて、俳優の身体が疲れれば疲れるほど、言葉が投げ出されれば投げ出されるほど、すごく伝わってくるものが多いんです。
息が切れて言葉を言えなかったり、相手を抱き上げられなかったり、そういう人間らしさが、演技なのかもしれないけど、この作品の魅力だと思いました。
疲れるからこそ生きることに向かっていくっていう姿、くったくたにぼろぼろになるから、観ているほうは興奮する。生きなくちゃ、っていう力をもらって。
悲鳴のような呼吸に感動して、生きててくれてありがとう!みたいな。私も頑張る、みたいな。
帰り道の自分の力のあふれ具合が自分でもびっくりするくらいで、なんだろ、これ、楽しすぎる、明日またがんばる、って思えました。こんな作品ない!
フランケンズの俳優さんたちのこんな姿、ステキすぎです。今回だけじゃもったいないなぁ。
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