ヨシロォの夏は夢叶え冒険団「ドリーム オン ドリーム」2011/8/9 17:30&20:00
年に2回ほどのお楽しみ。MCRの福井喜朗さん率いる冒険団。一日限り、3ステのみの本公演をずっと続けてるって稀有だよなぁ。そのスタンスがレア度に思えてつい何をさておいてもかけつけようとしちゃう。
今回はついに初めてのリピート。うれしいな。アドリブもりだくさんっぽさにどうにか2度観してみたかったんです。
今回はちょっとハードボイルド風味。東西の賭け師が名誉をかけて戦う場、東西戦。裏でいろいろ格策するのは夫を亡くしてリベンジしようとする極道の妻(異儀田夏葉)、家族を守ろうとする賭け師(三瓶大介)、すべてを利用して設けようとする裏世界の悪者(関村俊介)、かつての大物賭け師(おがわじゅんや)が未来を託した若者(小野紀亮)、などなどなど。
ってシリアスめに書いてみるとずいぶんかっこいいけど、お味はどこまでもくだらない。
くだらないけど、くだらないのにちゃんと一生懸命どつきどつかれる。途中挟まれる、近藤美月さん振り付けのダンスとかも一生懸命。だけどおかしいのね。かわいくて愛しくて、好き。
かわいいと言えば、途中で脱ぐ小野さん、妙な半袖の日焼け跡がかなりダサくて、ウケた。
MCRのおがわじゅんやさんが出ると老執事のような貫禄があって(たとえ噛みまくっても)なんか落ち着く。冒険団常連の三瓶大介さんのかわいらしさはなんなのでしょうか?今回ストーリー的にも愛する妹を守ろうとする役で、その愛の控えめさがかっこよくみえちゃった。どっしりした悪役を演じた関村さんは、この人容赦なくどSだなってわくわくする。
冒険団の女優さんが虐げられるのは定石だけど、今回は女優お二人、伊達香苗さんと異儀田夏葉さんが取っ組み合いをし、二人で水を噴き合うのが最高!女同士の醜い争いを肉弾戦にしちゃっててリアルに怖いし間抜け。もっとやれと思ってしまった
2回観て何か違うかなって思ったら、今回のストーリーのせいかうっかりちょっと感動しそうになっちゃいました。MCRっぽい優しさというのか、妹を思うお兄ちゃんとか、引退しようとするベテランの引き止め方とか、弟子を送り出す師匠とか、照れながらストレートなところ。いかんいかん、笑い飛ばさねば。感動は間違い。
最終回、いつものMCR主宰の乱入があるかと期待したけど、別公演の稽古なのか出てこず、かなり残念。ま、その代わり関村さんとか面白かったけど。帰りに駅に向かって歩いていたら主宰の櫻井さんが劇場に向かってて、すごい微妙に間に合わなかったんだなって思いました
次回は12月だそうですが、いつか一日制覇してみたい。
| 固定リンク
「演劇」カテゴリの記事
- 電動夏子安置システム「3483」2018.02.09 19:30(2018.02.10)
- MCR「貧乏が顔に出る。」2012/9/23 19:00(2012.09.24)
- 「日本の問題 Ver.311」2012/3/8 14:46(2012.03.09)
- ひょっとこ乱舞「うれしい悲鳴」2012/3/7 19:30(2012.03.09)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント