ダンス・舞踊

Charade vol.3 おしゃれ紳士×梅棒合同公演「オシャレ紳士と梅棒のラブ・パレード」 2011/9/24 19:00

はい、2日連続で。

おしゃれ紳士・梅棒は日大藝術学科の先輩後輩。さまざまなパフォーマンスを駆使するおしゃれ紳士とダンス中心の梅棒。どちらも私は単独での公演を観たことがないです。だけどどちらも観たくなります。この公演観ちゃうと。

私は小劇場好きなので、ゲキバカやパラドックス定数から俳優さん目当てで入っていったクチ。けどこの公演の客層は全く読めない。ものすごいマニアが多い気がする。全てのキャストを知って、しっかり掛け声をかけることが出来るような。アイドルグループのファンイベントに来たような気分。

でもやっぱりこのメンズはかっこいいんですよ。身体も動きも美しくて。

イメージとしては似ているのは、ゲキバカの3月公演「ローヤの休日」の男囚バージョンのオープニングのパフォーマンス。あれも大好きでした。

2度目はフォーメーションを観るために引きの席にしました。最前列で今人さんのシャウトを受け止めたり、西川さんとハイタッチしたりもしたいんだけど。けど、全体の美しさも捨てがたいので。

遠くから観ても個々の身体は美しく、全体の統率も素晴らしく、客席からの悲鳴も納得。「キモイ~」っていう叫びさえも愛情なんだよね。

引いてみると俳優さんっぽい人とダンサーっぽい人の動きの違いとかも面白かったです。声の出し方とかもそうだし、身体のしなやかさとかも。同じ動きをしていてもポイントの違いが感じられて。

二度観ても卓球のシーンは最高!あのアイディアと見た目の美しさ。

本当に時間が許すなら私はこの公演何度でも足を運びます。大好きなんです。みんなに観て欲しいと思いつつ、すごく矛盾ではあるけど、これ以上大きなところへ行かずに近くで観ていたいです。

ただ、やっぱり女子萌えではある気がするけど。デートで行くよりは女友達と行きたい。

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Charade vol.3 おしゃれ紳士×梅棒合同公演「オシャレ紳士と梅棒のラブ・パレード」 2011/9/23 19:00

去年4月の前回公演、マチネで観てすっかりメロメロになっちゃって、どうしてもまた観たくって、でも当日券情報が全くなく、チラシに連絡先もなく、仕方ないからマチネ終わりからソワレの受付開始までその場で待って、挙句当日券なしと判明、っていうかなり哀しい結果に終わった惚れまくりの団体。昨年末の情報解禁からずっとずっと待ってました!だから絶対初日と思って予約したら、台風で現着できず。。。なんて引き裂かれる運命なのか。ようやく開演3日目にして逢えます。ドキドキです。

早めに席取りしようと思って開場5分前くらいに行ったんだけど、甘い甘い。すでに整理番号40番台!すごい。女子3~4人連れがものすごい数。

ま、とりあえず端の方ではあるけど最前列ゲット。

まわりの女子の追っかけぶりに圧倒されつつ開演。

男18人のダンス&パフォーマンス。

J-POPのやや懐メロヒットソングやK-POPなんかに合わせて、シチュエーションや歌詞を生かしたマイムや芝居。構成・演出の西川康太郎さんのエンタメ精神に感銘するほど素晴らしい出来なんです。

もちろん女子的に男子のキレイな身体を鑑賞するっていう意味合いもあり。眼福。観察しつつ同じキレイでもダンス系の身体と俳優の身体との違いを考えたり、筋肉の付き具合を比較したり、ね。

ダンスだけの作品よりもだんぜんとっつきやすく、お気楽に楽しめるのは、ものすごくわかりやすいストーリーが見えるから。身体から出る欲求を表現行動に移しているのではなく、客ありきな楽しませ方を考えて計算して、どう出ることがここにある身体を使って一番効果的に楽しんでもらうことができるか、っていうサービス精神がすごい。それでいて、メンバーがみんなちゃんと楽しんでいる雰囲気がある。

すごく面白かったのが、卓球対決のシーン。一対一でのシーンから、球の動きを俳優たちで分担して見せていくそのアイディアがね、思わず拍手したくなるくらい斬新。腕、指、それから人数を駆使した球の弾道の見せ方。

匠の技、とうならされた石黒圭一郎さんの一人芝居。片腕をコートに通しただけでコートを着た男と、彼に沿う女の二人にすんなり見えてしまう。左右の腕が別人格を演じるって。。。すごく自然にそれが見える、そして面白い!

パラドックス定数での渋い芝居の印象が強かった井内勇希さん。ややガリガリではありましたけど筋肉が美しくて、しかもダンスもできるんだぁ。意外。

全体にキメキメすぎず、落としどころも少しかわしつつ、かっこいいけどかわいくて愛しいっていうのが女子心をくすぐってますね。

今回は1回で後悔しないように2回予約してます!。次も鼻血覚悟で。

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CRUSH THE TYMKS「星の降らない夜明け前」2011/8/24 16:30

聞いたこともないし、読み方もよくわからないユニットだけどアゴラのオススメってことで。若い女の子のダンスユニットだそうです。ダンスって観方がわからないことも結構あるんだけど。

いやぁ、かわいい

題名のとおり、夜更かししちゃった後の朝方とか、早起きしちゃった夜明けとか、イメージがぐんぐん広がる。

猫や犬といった動物をイメージさせるような動き。

若い女の子なのに、顔の表情に頼らず身体全体の動きや照明や音楽で物語を作ってるのがどきどきする。たぶん笑ったり驚いたりにらんだりすればもっと簡単に感情が伝わるだろうに、そこに頼らずしっかり動くところがダンサーである所以であり、それを意識しているのかわからないけど3人がちゃんと徹底しているのがすごい。

私が好きだったのは特に手の表情。ひらひらさせたり突き出したり、二人が組み合わせたり、すごくすごく思いや風景が見えてきました。セクシーだったり寂しかったり、空に向かって羽ばたいていたり。こんなにも手って生き物なのね。

晴れてたり曇ってたり、楽しくなかったりおなかがすいてたり、つながっていく物語には私の中でできなかったけど、瞬間瞬間で立ち上がる空気はびっくりするくらい。

これはぜひともまた観たい!

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8月24日昼 木ノ下歌舞伎「三番叟/娘道成寺」

ぽろっと時間があいたからアゴラへ。なんか贅沢な時間の使い方してる気分。歌舞伎を演劇に結び付けた作品を作っているらしい木ノ下歌舞伎を初見。

来てみて気付いた。今回は舞踊作品らしい。へぇ、これも初体験かも。

日本の古典芸能はまったく知らない。開演にあたっていろいろ解説してくれるけど、これはそもそも能の作品から来ていて…、って言われてもそのそもそもがすでにわからん。自分のベースの低さにはがっかりだよ。

でもそんなにがっかりしなくても、作品は十分楽しめました。前半は三人の男性。足の爪先や手の指先が美しく、関節の動きがえもしろい。

後半はきたまりさんというダンサーさんの振付・演出・出演。これがすばらしい。重力を感じさせない動き。まるであやつり人形のような。だけどちゃんと人間らしいボリューム感はある。表情の変化もおもしろい。床に敷いた紅白の布の動きも気持ち悪いくらいに見える。

言葉はまったく発せられず、歌舞伎の内容はわからないまま。だから演者が伝えたかったことを受けとめられたとは思えないけど、なかなかおもしろかったです。時間があっと言う間にすぎました。

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